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不運が自分に自信を与えてくれたなんて思ってもみなかった

今までいろんなつらいことがあったなぁ。死にたくなる時もあったなぁ。自分はなんて不運なんだろう?なんで自分だけ?って何度思ったことか。

でも「そんな不運も乗り越えた自分!」になるとそれが自信になる。。とぷろおごがツイートしてた。それを読んでふに落ちた。そっか。。あの時もあの時も私は「もう無理!死にたい!」って思ったけど、乗り越えて今こうして生きてる。しかも幸せを感じられるようになった。これは奇跡かなと思う。でも奇跡を起こしたのは自分。だからすごいことなんだ。

あなたの1番大切な人がある日突然倒れて、そのまま帰らぬ人となったらどうですか?亡くならなくてももう二度と家に戻ってこない寝たきりの植物状態になったらどうですか?

これは不運ですか?

どう考えても不運ですよね。

なんで?なんで?なんで?と頭の中グルグルまわりますよね。嫌だ嫌だ!夢であってくれ!って。認めたくない、受け入れられない現実。これからどうやって生きていけばいいの?ひとりでどうしたらいいの?

精神的な問題もきついけど、お金の問題もある。仕事もこんな状態でまともにやっていけるのか不安。不安しかない。絶望しかない。未来は真っ暗。生き地獄とはこのことだと思った。

。。。。五年前の冬のこと。私の夫は39歳という若さである朝突然倒れてそのまま、、、、、、、現在も施設で寝たきりです。

あの日から私は「死」というものに対して向き合うこととなり、明日にも死ぬかもしれない夫を抱えてひとりで生きていかなければならない人生を背負うことになりました。

きれいごとではない現実を突きつけられ、「すぐ死なれても」という不安と「回復しない未来」のどちらの運命も地獄であった。

あぁもういっそ一緒に心中することが1番楽なのに。。そればかり考えていた。

それでも私はそんな夫を扶養しないといけないので勤めを辞めるわけにもいかず、フラフラの精神状態で出勤した。会社は約5日くらい休ませてもらったが、出勤した瞬間にみんなに「痩せたね」と言われた。もう何も食べられなくなっていて約5日で8キロも痩せた。

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