音は鳴る前から、そこにある
あぁ!おと、あるね!
喉におとあるね。
utena.drawingという"音を描く"サークルに参加して約半年たった。
サークルに参加した当初は生活に余裕がなくて全然できていなかったんだけど、最近はちょこちょことワークに取り組んでいる。
そこで出会ったワーク。
線を折り返すとこを音が出る瞬間としてv字の線を描く。
なかなかしっくりこなくて沢山描いてしまってけれども。
自分が描いたものを眺めて一つわかったことがある。
音は鳴る前からそこにあるんだ。
***
ちょっと何言ってるかわからないと思ったかもしれない。
私も自分の体験をことばに変換するのはなかなかむずかしい。
描いた線を点前・点後にわけるとしたら、点後が音として聞こえる音。点前が聞こえる前の音。
音を線として描いてみたら、聞こえても聞こえなくても、確かに音は存在してた。そう思った。
耳では聞こえないけど、目で見えた。そんな感じ。
これに近いことがあったよな…と、オペラの授業で演出の先生から言われたことばが蘇る。
音に責任を持て
音は出したあとは変えられない
音を出す前につくる、体で準備する
自分の出す音に責任を持つんだ
ピアニッシモの音を出すには
フォルテの音を出すには
体のどこに力を入れるか、力の入れ方も、ブレスの仕方も変わる。
音を鳴らしてしまったあとには変えることはできないから、鳴らす前にできうる限りの準備をする。
まだ聞こえていないけれど、存在している音に体を寄せていく。
その音を出せる状態の体にする。
音を出すのは簡単ではないが、音はすでにそこに在るから難しく考えなくていい。
いや、難しくしなくていい。きっともっとシンプル。
そこにある音を出すために、そこにある音楽を体を通して奏でるために、私は鍛練しているわけだけれど。
もちろん今まですぐに出せた音もあったし、遠回りしてようやく出せるようになった音、そして未だ出せていない音もあるけれども。
ワークをしてみたら、今までよりもっと歌えそうな、そんな気持ちになった。
今日もそこに在る音楽に感謝を。
(なんだか書きなぐりの覚書のようになってしまいましたね)
最後までお読みいただきありがとうございます。娘のおやつ代にさせていただきます…!