私なんて。

自分を謙遜して使う表現に「私なんて。」と言う言葉があります。

「私なんて、足元にも及びません。」とか「私なんて、まだまだです。」とか「私なんて、未熟者です。」という感じで使われます。

自分を謙遜することで相手を立てると言う、凄く日本的で素晴らしい文化が生んだ言葉だと思います。

でも、ときには良くない使い方をされている場面に出くわすことがあります。

「私なんて、関係ないから。」と言った使われ方をしている場面に出逢ったのです。

この使われ方は、相手を立てることをせずに私という存在を投げやりに扱っているように思えたのです。

無気力な人に限って、この「私なんて、関係ないから。」という言葉や態度をとりがちなように思います。

近所のオジサンにもゲンコツを食らっていたような昔のように立ち振る舞えとは言いません。

何処にでもいる、なんにでも首を突っ込んてくるおせっかいなオバサンのように立ち振る舞えとも言いません。

ただ、日頃会話をしている身近な友達に対しての態度で肝心なときに「私なんて、関係ないから。」と言うのはどぉーかと思うのです。

人は誰しも、厄介事には関わりたくないと思うのが正直なところだと思います。

でも、小さな厄介事に関わらなかったばっかりに、後々、物凄い厄介事を背負い込むハメになる・・・なんてことも少なくないんです。

気力や体力や知力がなくて、自分だけではダメなら周囲の協力を借りてもいいんです。

自分や周囲の人と、なにか物事を解決したとき、きっと「私なんて、関係ないから。」などとは思っていないでしょう。

少しの積極性が、小さな明日を変えて、やがては大きく未来を変えていくんだと思います。

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