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今日は今日しかねぇ


この言葉を紹介したかった。なんだこの言葉と思うかも知れないが、自分にとっては分岐点のような言葉でもある。
この言葉を言っていたのは今では尊敬できる先輩であり友達である私にとってすごく大事な人から言われた言葉だ。

その人との出会いは高校2年の秋。代々木のバスケットコートで出会った。彼も僕も一人で来ていて1対1を何人かで回す事になり私が勝ち続けたそこから彼との出会いが始まる。彼は動画投稿をするいわゆるYouTuberってやつだ。私もその時は少し彼を認知していたが、たかが知れてるんだろうと思っていた。そこで1対1の動画を撮ることになった。
そして負けたんだ。
正直なにも意識もしていなかった私だったがなんだか負けたことに火がついた気もしたのを今でも鮮明に覚えている。

そこからしばらくして私はストリートバスケのチームに所属した。そこで仲良くなった2個上の共通が彼だった。そこで1年くらいしてから一緒にいることが多くなった。
若干18歳だった私は何もかもが刺激だった。
彼のバスケットボールに向き合う姿勢も遊びに全力な姿勢も。本当に全部が。そしてしばらく彼といると気づくのだ。なんだかたまに言う言葉一つひとつがなんらか刺激のある言葉なんだと。そのうちの一つがこの言葉だ。

今日は今日しかねぇ

もしかしたら、いや、そうだろうが、何も彼は意識せずに発したこの言葉は18歳、19歳の自分には大きな意味を成した。後々聴くとまぁ少し自分でも意識をしている言葉が出てくるらしい。
この言葉がなぜ印象に残っているか。
たしかに毎日のように言われたってゆうのは一番大きい。しつこいくらいに。だが、それ以上に私自身そこまで一日の重さには興味はなかった。よくよく考えるとその日は人生で一度きりしか来ない一日であってもっと考えて一日を過ごすべき。そうやって考えるようになってから私の中では考え方の歯車が新しく働きだした。

まず考え方が広くなった。人生を考えるようになった。自由に過ごす彼は苦労ももちろんあるかも知れないけど見てるこっちからするとそんなに苦労は見えないし、毎日が楽しそうだった。そうやって見えた時人生は一つに限った仕事に就く必要はないのかも知れない。お金が全ての世界じゃなく、楽しみが大きくてもいいのかもと思えた。
そして、人生について大きく捉えて考えるようになった。普段からこうして文章を書くのは好きだが、あまり面白い考えなどは浮かばなかったが人生一度きりと考えるとこうして文章に残すこと、人生について考えるのも大切だと思えたのだ。

そんなこんなでこの言葉には私自身いい意味で狂わされた気がする。彼にも。出会えて良かった人の一人だ。
彼の人生もまた大きく動きだすらしい。
彼の名前は藤村akaユッケ。

ではまた。

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