H a p p a n o U p d a t e s - No.210

葉っぱの坑夫の今月の更新情報をお知らせします。

動物たちの外科手術(1) 
ウィリアム・J・ロング著『クマさんの小さな弟分』より 
チャールズ・コープランド:絵 だいこくかずえ:訳

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<野生のシカの救命術>
野生動物は、本能以上に学習によって生きるための知恵を得ている、という著者の見方がよく現れているエッセイです。第1回の導入編では、人間が古代から、動物の治療法を見て真似をし、取り入れてきたことを書いています。古代ギリシアの医者ヒポクラテスの箴言の多くは、野生動物を観察したことで発見した治療法からきているそうです。「それが動物に効くなら、人間にも効くだろう」というわけです。

クラシックの変わり種、マイナー楽器の奏者たち(4)
シカゴのブロードキャスター、ブルース・ダフィーが聞く
ロバート・デヴァイン(アコーディオン奏者)
だいこくかずえ 訳

アコーディオンは柔らかで親しみやすい音色を持ち、懐かしさや未知のものへの憧れを喚起する力があるように思います。ただ音色が柔らかで派手さがない分、人に気づかれにくい楽器でもあります。ロバート・デヴァインはアコーディオンのソロ奏者として、コンサート楽器としての可能性を高め、広めたことで知られる第一人者です。

ここで話された話題 [起源は中国の笙(Sheng)/音の出る仕組み・構造/アコーディオンでクラシック音楽を/質の高い作品を求めて/ロシアの演奏家たち/アストル・ピアソラ/映画の中のアコーディオン]

今月のピックアップ | Choice of the Month
HAIKU、俳句、ハイク<アメリカの詩人によるニューヨークの日々の風景
ポール・デイヴィッド・メナ
だいこくかずえ:訳
写真:ZeroOne

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旧サイトから毎月一つ、作品を選んで紹介しています。11月のピックアップ作家は、英語で俳句を書く詩人ポール・デイヴィッド・メナ。『ニューヨーク、アパアト暮らし』からの抜粋です。

ポール・デイヴィッド・メナ:ニューヨークのロックヴィルセンターで生まれ、子供時代をロングアイランド郊外で過ごす。高校時代から詩を書いていた。ハイク・アンソロジーの本と出会い、俳句という簡潔にして厳格な様式に惹かれるようになる。以来、俳句を書いて日刊紙や雑誌で発表してきた。

[ English ] Haiku collection (2) Paul David Mena
The daily landscapes of New York City

happano journal 活動日誌
11.01/19 ミス、偶然性、予測不可能(1)
11.15/19 ミス、偶然性、予測不可能(2)

元サッカー・ドイツ代表の名ゴールキーパー、オリバー・カーンが、「それ(ミス)は、ただ起きる」と言っているの聞いて衝撃を受け、(自分のことも含め)人間が犯すミスについて考えたことを書いてみました。

Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org


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