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社会人実行委員 佐々木研さん インタビュー~ハッピーアースデイ大阪10周年企画~

ハッピーアースデイ大阪は今年度で10周年!

ということで、この機会に、ハッピーアースデイ大阪がどのようにできたのか、どんな想いで続いているのかを歴代のメンバーの方たちに聞くことにしました。

第9回目は、2012年からハッピーアースデイ大阪の実行委員として、協賛活動や広報活動のサポートに尽力してくださった“佐々木研さん”にインタビューをしました。

佐々木研さん

CH代表
ハッピーアースデイ大阪には2012年から主に協賛活動や広報活動で関わっていただいている

1.佐々木さんとハッピーアースデイ大阪

関り始めたきっかけを教えてください!

前職でCSR室という社会貢献をメインに活動する部署に勤めている時に、八尾市や東大阪市で頑張っている人たちのさまざまなお手伝いをする取り組みをやっていました。その時に、知り合いの方に教えてもらい、2012年の1月にアースデイの会議に行きました。

ハッピーアースデイ大阪の活動に関わる決め手は?

その頃は大学生・大学院生で10人くらいだったけど、こんなにも真面目に環境問題に取り組んでいる学生がいるのかと素直に感心しました。僕自身は当時若者支援に力を入れていたので「地域の大人がもっと関わっていかないと!」ということで、お手伝いを始めました。

実際にアースデイの当日を迎えてどうでしたか?

実行委員が頑張っていて、当日ボランティアの学生さんもたくさん来られていました。僕はカメラを持って会場を回っていましたが、みんなの活躍を見てすごいなと感心していました。

会場内を撮影する佐々木さん

佐々木さんは主に協賛活動で関わっていただきましたが、協賛活動のエピソードを聞かせてください。

僕がハッピーアースデイ大阪に関わり始めた時は、協賛金をそこまで集めていませんでした。だけど、ポスターやチラシを作るためにはお金がかかる。そこで、「もっと地元の企業さんを巻き込んで関わっていただく形をとっていこう!」という提案をしました。社会人になったら営業もやっていかなければならないし、その勉強だと思ってやって欲しいと、当時の実行委員3人に協賛活動をしてもらいました。僕が環境に対して関心が高そうな企業さんをリストアップして、企業さんへの電話のかけ方を教えて、実行委員にアポイントを取ってもらって、僕と実行委員で企業さんを訪問してました。その結果、協賛企業も増えて、ポスターやチラシがお金の負担なく作れるようになりました。

八尾の企業さんに猛アタックしたからこそ、現在の協賛企業を見ると八尾の企業さんが多いんですね!

そうだね!現在も八尾の企業さんが支援してくださって嬉しい限りです。

最近はお金を使うことも増えてきたので、過去の実行委員の頑張りのおかげで活動できると感じますね。

2.ハッピーアースデイ大阪の学生を見て

ハッピーアースデイ大阪10周年と聞いて思うことはありますか?

「よく続いたな!」と思います。最近は両日で2万人近くの方が来られていて、当初からは考えられないです。当時は学生も少なくて、最近はミーティングの様子を写真で見て、たくさんの学生が参加していてすごいと思います。昔は社会人が声をかけないとなかなか物事が進んでいかなかったけど、今は学生が中心になってますね。「学生主体」と言っているのが現実になってます。

昔は社会人の方がけっこう動かしていたと他の方のインタビューで聞きました。

2017年の事務局長の亮大くん、2018年の事務局長の楓ちゃんあたりから学生を巻き込んでやっていると、より感じます。

ハッピーアースデイ大阪2017学生事務局長 谷口亮大さん

ハッピーアースデイ大阪2018学生事務局長 現実行委員長 小副川楓さん

今の学生実行委員を見て思うことはありますか?

取り組む姿勢の目線が高いと思います。初期の学生さんももちろん頑張っていたけど、周りを巻き込む力や発信力が弱かった。けれど、ここ最近は外に発信して人を集めて巻き込むことができていますね。

実は、今年度は学生実行委員がたくさん増えた年で、メッセージをお願いします!

学生さん1人1人が参加することに対する目的を持っていると思うので、ハッピーアースデイ大阪をうまく活用して、表現や経験の場にしていければ!

これからの実行委員に期待することはありますか?

完全に学生さんだけで成り立たせれば最高だと思います。社会人が話すとどうしても引っ張られてしまって、学生さんの意見が出しにくくなってしまうよね。「学生主体」と言っているんだから、その特徴をもっと尖らせてほしいですね。

佐々木さんは大学の講師もしてますが、ハッピーアースデイ大阪実行委員と普通の学生さんの違いはありますか?

ハッピーアースデイ大阪のことは授業の一番初めで話すけど、実行委員になったり、当日のお客さんのとして来る人はそんなにいない。その中で、アースデイのことに関心を持ってくれる学生さんは、色々なアンテナを張っている人。なんとなく大学生活を過ごしている人は同い年で環境に対して活動している学生さんというだけでスルーしてしまう。アースデイの実行委員は目的意識を潜在的に持っているんだろうね。

3.今だからできること、そして未来へのOne Step for Action

今、SDGsなどの取り組みが地球全体でなされていますが、数10年後の地球環境はどうなっていると思いますか?

1つ区切りとして2030年のSDGsがあるけど、2030年以降ももちろん考えていかないといけない。今は社会問題が多様化しているからSDGsに全て凝縮されているわけではない。1人1人色々な考え方があると思いますが、SDGsに関しては、SDGsに縛られてSDGsの範囲の中だけで話をしてほしくないですね。2年前まで僕は社会人大学院にいたんだけど、今まで仕事やハッピーアースデイ大阪で環境や社会についてある程度は知っていたつもりになっていたけど、大学院で勉強していると知らない社会課題がたくさんあった。問題が多様化・細分化されていることを肌で実感して、政策だけに縛られすぎてはいけないと思いました。実行委員もそれぞれ興味がある分野が違うと思うので、多様性を受け入れて様々なことに取り組んで欲しいです。

1人1人が興味のあることに意識を持つことが必要になってきそうですね。

その中でも、なんとなくではなく「目的意識」を持って取り組むことが必要ですね!

ハッピーアースデイ大阪の未来はどうなって欲しいですか?

最初のアースデイの入る目的は違っていいと思うけど、実行委員1人1人が何かを体現し成長できる場になったら最高だなと!

最後に一言お願いします!

今の状況で、みんながショックを受けていると思うけど、10年やっていてこんなことは起きたことないし、ある意味これからずっと記憶に残ることでもある。悲観的になっていてもしょうがないし、今だからこそ逆にみんなで盛り上げてほしい。発想の転換で色んなことをしてほしいです。この停滞ムードが明るくなるようなアースデイの発信ができて、1人でも多くの人がハッピーになって欲しいです。

ありがとうございました!

インタビュー企画はまだまだ続きますのでよろしくお願いします!

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