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カレーですよ4295(レトルト キヨトク ガラム 職人仕込みのポークビンダルー)なかなかいいもの。

頂き物のレトルトカレーが手元にある。
以前インターネットコンテンツのお仕事でお世話になった福岡、キヨトクさんの製品。昨今やはり流行なのか、有名店の看板を出しての新製品であった。

実はこれ、シリーズになっている様子で、これのひとつ前の製品は同じく福岡の有名店「ダメヤ」のものであった。

カレーですよ。

しばらく前に食べた「ダメヤ 職人仕込みのバターチキンカレー」は個性的なひと皿であった。
福岡に出かけた折に「ダメヤ」に立ち寄ったことがあった。行列店で、その時食べたのは「トリプルキーマカレー」ナス追加。大粒の手切り挽肉が大変に食感よく滲み出る肉汁の味わいを作ってくれるといういいもののであった。記憶を手繰りつつ食べた「ダメヤ 職人仕込みのバターチキンカレー」はちょっと個性的な味。皆が知っているバターチキンのイメージとはかなり違っていわば和風仕立てと感じるもので、楽しかった。

そしてこれは同じく福岡の有名店、「ガラム」の名を冠してある。
シリーズとして出しているのがキャッチコピーでわかる。その名前を

「ガラム 職人仕込みのポークビンダルー」

という。

ポークビンダルーという種類の料理。インド、ゴア地方を祖とするインド亜大陸周辺では珍しい豚肉を使う煮込み料理である。酸味の強さが特徴となる。

さて、ごはんの準備も終えて温めも完了。
パックを開くと最近では珍しくなった封を切った時のレトルトパック臭がすこし上がる気がした。おやっとおもったがごはんにかけると気にならなくなる。

味は、まずはトマトの味わいとともに強い酸味がくる。酸味は不自然ではなく、パッケージの裏を見れば原材料にリンゴ酢とあった。なるほどなるほど。
かなり刺激的だが限界を超えてはおらず、良いバランスを作っていると感じる。ポークビンダルーとしてはなぜか少し和風に感じるのだがそこがいい。お肉の量は控えめだがカレーソースとのコンビネーションで満足感は高い。

酸っぱさでかなり汗が出る。それもいい。食べ終わりの爽快感が気分を良くしてくれる。

これはなかなかいいものだ。インドの人が作るポークビンダルーよりもとんがった部分、エッジが丸いと感じられ、それがチャームポイントにとれる。

有名店の看板を掲げるレトルトカレーが多くなった昨今。レビュー記事で「再現性」について書く記事も少なくないが、実はそれはわりとナンセンス。確かに開発が再現性を求めている製品もなくはないが、それよりも大切なのは、メーカーと店が共同で開発を進め、その中でのベストな味を生み出す、という考え方。要するにその店で提供されるメニューそのものを作るのではなく、店の持ち味、テイストをきちんと反映させてなおかつレトルトパウチという形に落とし込んだ製品。

それこそがメーカーと店とが組んで開発する価値なのではなかろうか。そういう意図で作られた製品に再現性のことを語り、当てはめるのはおかしな話だ。

この製品、そういうカレーではないか。
あともう少し、食べたい。そう思わせる良カレーであった。


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フードジャーナリスト、ブロガー。2005年開設の食をテーマとしたライフスタイルブログ「カレーですよ。」に5000記事超の実食記事掲載。著書 技術評論社「iPhone x Movie スタイル」笠倉出版社「カレーの本」ぶんか社月刊男性誌「エキサイティングマックス!」にて連載9年目。
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