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カレーですよ4306(市川 松屋 市川PA店)松屋と松乃屋のハイブリッド。うどんもあるよ。

松屋のカレーメニューがオリジナルカレーから創業カレーに切り替わり、半月が経った。大きな反対やデモ活動などもなく、スーッとそのポジションチェンジをやり遂げた創業ビーフカレー。オリジナルカレーよりもマイルド、ふくよかでより多くの人に受け入れられるようになったと感じる。

カレーですよ。

事実、あのよくできたソースとともに語られるハンバーグ。その完成度に近いレベルの良い味に仕上がっているのが今回の創業ビーフカレーだと思っている。

そんな松屋の創業ビーフカレー。

組み合わせメニューとしてハンバーグカレーとカレギュウがある。あじ玉カレーなんていうのもあった。しかし、ニッポンカレーライス界の王様ともいえるカツカレーを望むのは難しかった。それはつまり厨房にフライヤーのラインがないからだ。

松屋の厨房にはひと目見て松屋だとわかる特徴がある。他の牛丼チェーンとは違い、ご存知の鉄板が設えてある。各店舗、鉄板調理が可能なのだ。しかし揚げ物のオペレーションのための機材は用意されていない。したがって、メニューにカツカレーやコロッケカレーなどは上がらないわけだ。

ところがである。

そんな松屋でカツカレーが食べられる店がある。松屋マニアの人には松乃家じゃないのにカツカレーが食べられる、と言い換えることもできる。松屋の、松屋そのものの看板の下でカツカレーを食べられる店舗が存在するのだ。

高速道路のPA、SA内のレストラン、食堂として営業している松屋のことだ。

たとえば京葉道路の市川PA下り線内2階や、成田空港に向かう高速道路のSAにもあったはずだ。

「松屋 京葉市川PA(下り線)店」

まだあまり多くない、松屋のセルフサービススタイルの店である。

券売機で直券を買うところまでは同じ。

給茶器でお茶を自分で用意して、最近の病院風の大型モニターに自分の食券の番号が表示され、調理中のグループから出来上がりのほうに自分の番号が移動したらカウンターに取りにゆく。

もう一つ、もっと面白いのがこの店の券売機にはうどん、そばなど麺類も用意されているところ。カレーうどん、たぬきうどんなどの表記があるボタンを見て思わず指が止まる。ここは本当に松屋なのか。いやいや、いま操作している、おなじみの券売機のモニターで店内、持ち帰りの選択から始めるあの中の2階層目に麺類のタブがあるではないか。驚いた。

そしてセット物も販売される。たぬきうどん牛めしセットなんてのがあるわけだ。
松屋で麺類、これには驚かされるわけだが、おもうに高速道路のPA、SAという場所でうどんや蕎麦がないのはいかんであろうと用意されたものではあるまいか。

そして同時に揚げ物のメニューもある。なんでもありである。とんかつ定食やおろしとんかつ定食、かつ丼など。そして当然のようにカツカレーも降臨だ。松屋京葉市川パーキングエリア店は通常の一般路面店の松屋にない限定メニューがたくさんあるのだ。

松屋グループでトンカツとくれば松乃家。そのノウハウで揚げ物のラインが作られている。そしてご存知、松屋では見たことがない人が多かろう「ニンジンドレッシング」が調味料ラックにある。松乃家ではお馴染みのあれである。

「ロースカツカレー」

カツカレーという形で食べる松屋の創業ビーフカレー、これがなかなか悪くない。

そのうえ、先程の調味料ラックにはとんかつ用のソースも用意される。しかもカツカレーのカツはごはんの頂に鎮座し、その足元にはカレーソースがついていない。完璧である。これが成されていることにより、カツライスとカレーライスとカツカレーの3種の楽しみが得られるのだ。まったく素晴らしい。

オリジナルカレーでやると、多分カツの味があの強い風味に負けてしまっていたであろう。
創業ビーフカレーとならそのふくよかで甘みが始めに来る味でロースカツを上手に受け止める。これはなかなかのバランスである。

そしてたまたまこんな場所で出会った大好きな松乃家オリジナルのニンジンドレッシングで生野菜を食べることもできたのはかなり嬉しかった。

松屋、普段から定食屋であると例える人も多いが、もう少し広いこのホールは総合食堂、お好み食堂的になった感がある。

高速道路のPA、SAの松屋はずいぶん面白い。

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