[レビュー]大丈夫、買い間違えじゃないよ!マーレ編スタートで巨人の真相が次々明らかに|諫山創『進撃の巨人』23巻
諫山創(いさやまはじめ)先生の『進撃の巨人』、1巻1レビューチャレンジ、23巻目です!
22巻ではエレン・クルーガーが登場し、「進撃の巨人」をグリシャ・イェーガーに託したよ!タイトル回収だよ!みたいなことを記事にしました。
(ちなみに22巻の記事はこちら)
23巻では、「あれ?新しい漫画かな?」ってくらいガラと内容が変わります。ちょっと表紙を確認してみたりして...安心してください。買い間違いではありませんよ!
何を隠そう場面は海を渡った”向こう側”、ライナー達の故郷であるマーレが舞台なのです。マーレの巨人達が総出演するので、気を引き締めて読んでいきましょう!時間軸は、前回の22巻からおそらく数年後。ライナーがちゃんとおじさんみたいになっています!
ではでは、以下23巻のレビューです
あらすじ
(場面はうって変わって、マーレのお話になります。)マーレは近隣の国との戦争を耐えずしているような状況でした。今回の戦地の前線には、"戦士候補生"と呼ばれるエルディア人の子ども達が駆り出されています。
登場人物
<戦士候補生>
戦士候補生になるのは、かつてのライナーやベルトルト、アニ達のように、エルディア人の子供たち。いま現在、ジーク(獣の巨人)の余命が1年、ライナー(鎧の巨人)も先が長くないため、次の継承者が選ばれる時期です。
●ガビ・ブラウン
勇猛果敢な女の子。ライナーのいとこで、「鎧の巨人」継承者を目指すことに。ライナーをとても慕っています。
●ウド、ファルコ、ゾフィア (コマ左から)
ウドはマーレ国外に住んでいた経験もあり、外国語がわかります。
ファルコはガビのことが好き。ガビを守るために、自分が鎧の巨人を継承したいと思っています。
ゾフィアは独特の感性の持ち主。ガビに「キャラをつくらないで」と言われますが、本人はいたって真面目です。
●コルト・グライス
ファルコの兄。ジークを慕っていて、獣の巨人を継承することがほぼ決まっています。
<マーレの戦士>
●ポルコ・ガリアード
顎(あぎと)の巨人
ユミルに兄マルセルを食われるも、ユミルを食うことで顎の巨人を継承。ライナーとは確執がある。アゴめっちゃつよい。
●ピーク
車力の巨人。ガリアードのことをポッコと呼んでいます。ぼーっとしているように見えるが、判断力の優れたキレモノ。男性にモテるタイプ。
●戦士長・ジーク(獣)と
戦士隊副長ライナー(鎧)
おひさーーー!!!ちゃんと年とったね!かっこよくなったね!!!
23巻の見どころ
兵器としての巨人
マーレは国内に住むエルディア人を巨人にしては、兵器として使用しています。けれど巨人に頼りすぎて、技術開発で他国に遅れをとっていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
前回との繋がりがブツっと切れるので一瞬ビビりますが、ぐいぐい話に引き込まれるので大丈夫です!世界は、壁の中だけではなかった。それどころか、全く同じように悩みもがきながら生きてきた...というのが痛いほど分かります。
おまけ
ジークがコルトに獣の巨人を継承する際に、自分の恥ずかしい癖を暴露する
独特の拭き方って何!
息子がグレて「こんな家、出てってやるよババァ」と言ったあと、「何言ってもいいが大学にだけは行っておけ」と送り出し、旅立つその日に「これ持っていけ」と渡します。