見出し画像

日銀の為替介入。

9月22日の17時ごろ日銀が24年ぶりの円買い介入に動きました。
今まで再三にわたる口先介入を繰り返していましたが、まさか本当に仕掛けてくるとは誰もが予想できなかったのではないでしょうか?
この日はアメリカの金利決めようね委員会のFOMCが,0,75%の利上げを発表し、さらにスイス中銀が−0,25%だった政策金利を0.5%に引き上げた。
75bpの利上げは過去15年で2度目。
各国過度なインフレを抑制するために相次いで利上げを発表する中、日本だけが異次元の金融緩和を続けているため、日本との金利差が開き、皆円を売って、高金利の通貨を買うために円安に歯止めがかからず、ついに単独介入に踏み切ったという感じです。
この週末は日本では三連休ということもあり、タイミング的には今しか無かったとおもわれました。
介入なしで週末を迎えれば、おそらく円は147円台までつけたと個人的には思うところであります。
さて、この為替介入の影響でドル円は一時145円から一気に140円にまで落ちました。
暗号資産より値動きが酷いです。
しかし、その後落ち着きを取り戻し、ジリジリと元の価格へ戻っております。
過去の例から見ましても、単独介入の効果は限定的で元の価格まで戻って行くことが濃厚なように感じます。
日銀の矛盾した金融政策、、、つまり緩和は続けるが、円安は困るという意味不明な主張をマーケットは逆手に取り絶好の押し目買いのチャンスを与えているのではないでしょうか??
外貨準備も限りがあるでしょうし、日銀はついに踏み入れてはならない領域へと足を踏み入れてしまったと、僕は思います。
どの程度の規模での介入かはまだ分かっていませんが、日銀VS市場のチキンレースの様相を呈しそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?