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順番は、怒・哀・楽・喜

「テレビは感情を共有するハコだと思っていて...」
そんなかんじで始まるTV論(バラエティーTV論)を聞いて、なるほどなーと思った。

※17:45ぐらいからの「テレビは感情を共有するハコ」っていうテロップのところから。

そして、感情移入してもらいやすい順は、怒→哀→楽→喜 であると。

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なるほど。。と思うと同時に、これはもはやTVに限らない原理原則なんじゃないかと思った。

・TVや雑誌の取り上げるニュースが常に怒りに溢れているのも
・Twitterで炎上マーケティングがうまくいく理由も
・飲み会で愚痴話が多い理由も

結局は、多くの人に何かを届けたいときに、一番届きやすい手法が選ばれているだけなんだなと思えば、なんかいろんなことが腹落ちした。

どちらが良いとか悪いとかは今は問題ではなく「喜怒哀楽」を考えたときにやっぱり、
「怒らせる」より「喜ばせる」方が難しいし、
「哀しませる」より「楽しませる」方が難しい からだ。

そして今回、新型コロナで痛いほどわかったのが、人は「怒」よりはるかに「恐」に反応するということ。

恐 → 怒 → 哀 → 楽 → 喜 の順なんだろうな、と。

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多分ビジネスも一緒なんだと思う。

「楽しんでもらったり」「喜んでもらう」ビジネスは成立と存続が難しい分、希少性が高いのでレッドオーシャン化しにくく、

「恐れていること」「怒っていること」「哀しいこと」を解消するビジネスの方が成立と存続はしやすいが、希少性が低いためレッドオーシャン化しやすい傾向はあるのかもしれない。

多分、この傾向はどんどん高まっていくだろうから、この仮説は意識しておこうかなと思う今日この頃でした。