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麻雀コラボに思う

 最近、VTuber界隈で麻雀が熱い。「麻雀配信」と銘打っている配信を見ない日は無いとさえ言える。

 火を付けたのは今年の4月に行われた「にじさんじ最強雀士決定戦」。この大会にはYostarが提供している麻雀アプリ「雀魂」の協力を得て、にじさんじライバー総勢44名が参加した。しかし、主催の舞元啓介の見通しが甘く、予選から準決勝を12日にやり、決勝を18日にやるというまさかの別日開催になっている。

 それでも、配信自体はかなりの盛り上がりを見せ、雀魂公認プレイヤーであり、BANs筆頭で舞元とも親交が深い元にじさんじネットワークの天開司が準決勝の途中から同時視聴枠を取るほど。また、同じく公認プレイヤーであり、雀魂公式番組で天開と組んでいる哀しき麻雀マシーンこと楠栞桜も、大会前に奈羅花、天宮こころ、郡道美玲などのにじさんじライバーと麻雀コラボをしており、麻雀配信を売りにしているVTuberにかなり注目されていた(結果としては剣持刀也が優勝)。

 そして、その雀魂も、アプリ配信一周年を記念して自ら大会を開催した。「雀魂 一周年大感謝杯」である。10日前の5月16日に行われた為記憶に新しい。この大会は現役プロの多井隆晴氏、元プロで現キャスターの小林未沙氏が解説を務め、ホロライブプロダクション所属ホロライブ1期生ゲーマーズ代表の白上フブキが実況するという見どころしかないものであった。結果としては公認プレイヤー史上最強であるとも言える鴨神にゅうが優勝したが、熱い試合ばかりであった。皆にもアーカイブ見てほしいなぁ。


 さて、ここまで書いてようやく本題である。先に書いたにじさんじの麻雀大会をきっかけに、にじさんじライバーだけでなくVTuber界での麻雀の波が来ている。特に有閑喫茶あにまーれリーダー、因幡組二代目組長の因幡はねるは、にじさんじ杯決勝から10日後の4月28日に雀魂で麻雀を開始し、2日前の5月24日に四麻で雀傑に昇段する程成長を見せている(初心→雀士→雀傑という順なのでかなり早い)。このように、新規開拓が進んでいるのである。

 そんな中、コラボの手段として麻雀が使われる機会がぐっと増えた。あつ森、APEXの流れもある中での現状だが、非常に嬉しいことだ。余談として、雀魂は確かに課金要素がかなり多いが、キャラも可愛いしオススメである。もっとも、勝てる保障はどこにもないが(腕次第)。

 しかし、麻雀には中毒性があるのもまた事実。そして四人半荘だと1卓で平均的に30分は掛かる。でもやりたいし見たい。麻雀配信見るのは最低でも2時間は見積もった方が良いけどね…

 なので、麻雀コラボを見ながら他の作業をするのが一番良いのではないかと思っている。ラジオ感覚で良い。何なら配信を見ながら自分でも打ちたい。きっとコラボしているVも同じ感情なのではないか?とも思う。先に挙げた楠栞桜みたいに雀魂やりながら天鳳やりながら雑談配信しているマルチタスクの鬼もいるがそれはそれとして。

 結局、麻雀をやるにも見るにも時間の使い方次第である。きっと麻雀配信しているVも同じ。では我々一般人はどうか?

 もうすぐ自粛も終わる。普段の生活が徐々に戻って来る。果たして、麻雀中毒から我々は抜け出せるのだろうか?…と、緊急事態宣言が全面解除になった中で麻雀コラボ見て思いましたとさ。おしまい。


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