毎日一分で読める民法基本問題4
次の文章の正誤を答えよ。
甲が、不動産について、共同相続によつて持分しか取得しなかつたにもかかわらず、自己が単独相続をしたとして、その旨の所有権移転登記を経由したうえ乙と当該不動産について抵当権設定契約を締結し、その旨の登記を経由したときでも、甲は、乙に対し、自己が取得した持分をこえる持分についての抵当権が無効であると主張して、その抹消(更正)登記手続を請求することができる。
胡桃「10秒で答えてね。よーいどん!」
建太郎「おう」
1秒
2秒
3秒
4秒
5秒
6秒
7秒
8秒
9秒……
胡桃「10秒経過。どうかしら?」
建太郎「これは認めたらダメだろ」
胡桃「そうね。判例も次のように述べているわ」
「甲が、乙に対し、自己が取得した持分をこえる持分についての抵当権が無効であると主張して、その抹消(更正)登記手続を請求することは、信義則に照らして許されない。」(最判昭和42年4月7日)
※問題は、ノベル時代社の肢別100問ドリルを利用しています。下記サイトから入手できます。
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