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あえて月に60000円のアルバイト

今の時代、アルバイトで30〜40万は稼げるので、

ある程度好きなように生活はできていたが、

”このままこの生活をしていても先が見えない”

という不安に駆られた。

そのときは、したいことだけをして将来のことを考えていないし、

ただ稼ぐことだけが目的になっていた。

そういうこともあり、現在進行形ではあるが、

実家に身を置き、最低限の生活を始めた。


今は、アルバイトで毎月6万円の給料。

そのうち、2万円は親に渡す。

残りの4万円が1ヶ月の生活費。

この数字を見てると、多少親のスネをかじっている部分があることは、

わかると思うがそこは指摘しないでいただきたい。


このような生活をはじめ、まだ2ヶ月ではあるが、

見えてきたことがあるので書きたいと思う。

大きく分けると4つ。

1、時間とお金を費やしてまでの価値があるか、幸せになれるか考える

人と会うことは時間も使いお金も使いコストがかかるので、本当に会いたい人かどうかの判断をするようになった。

このおかげで、必要のない関係を断つことができるし、むやみやたらに人と繋がろうとすることがなくなった。

以前の僕は、

人脈=命

みたいな感じだった。

それに、どういう人なのか言動、行動で判断する癖がついた。

その結果、極端なほどに人との付き合いが減った。(いいことなのか悪いことなのか)

人との付き合いが多かった頃は、人脈で将来どうにかなるみたいな、

曖昧な考えをしていた。恥ずかしい限りである。

それに、そんな考えだから、価値あるものは何も残っていないことに気が付いた。

もちろん良い思い出はあるのだけど、

それが何かに繋がるかというと、それはない。

唯一繋がったとすれば、価値がなかったということに気付けたことぐらいだ。

結果としては、人との付き合い方を改めて考える良い機会になっている。

最近は本を読む時間が増えてきたのもあり、心に生じる小さな変化がものすごく楽しい。

知らないことを知るだけで、いつもと違う日常を味わえる。

あとは、何かしらを生み出せる技術を身につけようとすることも、今は楽しい。

生きているって感じがする。

そんなものにお金を使い、時間を使うことが僕に向いていると気付けた。

2、趣味などの選択肢が減る分、本当にやりたいことか考える

お金がないことでなんだかんだ困ることもあるのだけど、

逆に言えば選択が減り、楽になる。

できないことはできないので、やる必要がない。

何でもかんでも手を出せる状況ではないからこそ、

絞り出す答えを信じるしかない。

なので必然的に継続することができる。

それと決めたから。

けど、これは趣味の話だからそこまで悩む必要はない。

続かなかったらやめればいい。

趣味は生きる上での自分を保つためのツールだから、

自分がその時にやりたいことをやればいいんだと思う。

ただ、その趣味が人生において、

財産になりそうなものを選べるに越したことはないが。

もしかしたら、それで生活ができる可能性があるから。

ひとつに絞り継続ができたら、

その可能性にグッと近づく未来が僕には見える



3、嗜好にかけるお金がかなり減る


以前はタバコを1日1箱吸っていた。

計算すると、タバコがだいたい500円で1日1箱だと月に15000円。

ビールも毎日1缶は飲んでいた。

1本200円だとして、おつまみを入れたとしたら両方合わせて、

安くても500円。月だと15000円。

お酒とタバコ合わせたら30000円。

月40000円だと残りは10000円だ。何もできない。

せっかく稼いだお金でわざわざ体を壊しに行くような真似はできない。

あまりにも割に合わない。

ただここで考えて欲しいのが、これが月収20万、30万、40万、

となっていけば、タバコも酒も嗜んでいたはずだ。

ということは、稼ぐ目的が酒とタバコのためになっているということになる。

これも60000円しか稼がないから気付けたし、タバコをやめれるきっかけにもなった。(ちなみにお酒は週に1本)

稼がないことは意外と健康的だ。

だが、しかし、今後稼ぐようになった時に、

この生活をキープできるかが問題だ。

ただ今のところ、かなり自信がある。

それは何故かというと、タバコをやめ、お酒を減らしたことで、

体調がかなり良いからである。

お酒は週に1本でも飲んだ次の日は少しきつい。

飲んでいる途中にやってくる謎の頭痛がないだけで幸せだ。

あと二日酔いもない。

あんなものと2度と闘いたくない。

タバコに関してはイライラが減るし、喉の調子も良い。

こんな当たり前のことを書いているが、実際に体感すると感動。

イライラがないことで人に優しくなれるし、多くのことを許せる。

イライラは悪影響でしかない。

もうお酒やタバコで辛い思いをしたくない。

けどタバコってカッコいいんだよな。笑


あ、あとお菓子も買わなくなった。もともとあまり食べないから、

書く必要なかったが一応。


4、お金はないと、どこか不安を感じる自分がいる

ここまでは良いことばかり書いてきたが、

最終的に気付けたことはこれだ。

なんだかんだで60000円の稼ぎは僕には足りない。

なるべくお金がなくても幸せになれるという、

マインドコントロールを試したものの、

ここだけはブレなかった。

どこかに稼ぎたいという気持ちが少なからず存在した。

それは、まだ2ヶ月だからかもしれない。

服が好きなのでそれが影響しているようにも感じる。

ここ2ヶ月はまったく服は買っていない。

だからこそ、新しい服を着たいという欲が増しているような気がする。

お金がないと買いたいものが買えないという不安があるのは僕にとっては

よくないことなんだと思う。

この不安は稼がない限りは、取り除けないと思うし、取り除かない方がいいと思う。

何故か求めているから。

と言っても、今は、買えないんだけどね。

もう少しこの生活を満喫してみようと思う。

新たな発見があるかもしれないし。


さいごに


60000円の生活を送っている現在、こういう考えになるのは、

もしかしたら僕だけなのかもしれない。

他の人が試したら、全く違うことを思うかもしれない。

それはわからないけど、意味のある経験にはなっている。

強制的に試してとは言えないけど、

かなり良い経験になると思うんでできたらやってみて欲しい。

何が本当に自分に必要かわかると思う。

僕の場合は実家に住ませてもらっていて

ある程度の生活が保証されているからできたので、

行動にうつせたが、中には実家ってなると難しい人もいると思う。

けど今はシェアハウスとか色々あるし試しやすいと思う。

あえて60000円しか稼がないからこのnoteも続けられている。

noteを書いていればお金をかけずに1日を過ごすこともできる。

生き方は自由でしょ?

こうやって新たな自分を見つけることができてるが、

早く60000円からは抜け出さないといけない。

服を着たいから。ただそれだけ。


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