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エムスリーの有報をClaudeと読む

色々とLLMアプリを使った結果、今はClaudeを使っています。比較は前の記事でやりました。

正直、GeminiもGPTもClaudeも、どれも賢いし甲乙つけがたいのですが、Artifactが面白いのと、日本語で賢い感じがしたのでClaudeを使っています。(あと、ChatGPTが圧倒的すぎて、Claudeを応援したい気持ちも・・・(下のApp Storeの評価件数の大きな差・・・参考))


評価件数の差・・・

今回はそのClaudeをアシスタントとして有報を読むとかなり早く理解が進んだので、それをとりあげてみます。

注意: 投資をお勧めする記事ではなく、LLMがこんなことにも役立ちそうということを紹介する記事です。

有報って?

その前に有報って何か?というところから入っていきましょう。(もしかしたら有報という言葉を知らない人はこの記事を読まないかもだけれども)

有報ってのは有価証券報告書というもので、企業がどんなことをやってどうなったかを教えてくれる書類です。上場企業だと出していて、上場していない企業がどうなっているか・・・は知りません。

今回見たエムスリーの有報は次のページにございます。

業績以外にも会社の歴史、ビジネスモデル、どんなストックオプションがあるかなどなど、詳細に会社のことを知れる、凄い書類です。

そんなすごい書類ですが、長いんです。そりゃ会社のこと知ろうと思ったら、分厚い資料になるわなーということなんですが、結構難しいことも書いていて、読むのが大変なんですよね(その分賢くなれるのですが)。

それをペロッと短時間で読めないかと思い、最近はClaudeさんと有報を読んでたりするので、それを今回はご紹介します。

読んでみる

有報、長いって言いましたよね。今回のやつは150ページです。今日これを読む目的は「ビジネスモデル」の理解です。


150ページ・・・

また、エムスリー株式会社は時価総額8000億円超の会社なのでやっていることも多い。こういうのを理解するのはこれまで一苦労でした。

だがしかし、LLMアプリを使うことで、そういうのがペロッ!!!とできる、かなり時短が出来ます。

ということで、プロンプト共に有報を渡しました。プロンプトは次の通りです。

あなたは金融分析のプロフェッショナルです。つぎの業績レポートをわかりやすくまとめてください。

すると一気に業績周りを解説してくれます。


基礎的な数値情報、訂正データを5項目ほどまとめてくれました。

次にビジネスモデルについて聞いてみました。

この会社のビジネスモデルを教えてください

すると、先ほどセグメント別業績にあったところを詳しく解説してくれます。


順番に解説してまとめてくれる

ここからは画像を省略しますが、次のようなことを聞きました。

  • メディカルプラットフォームは具体的にどのように稼いでますか?詳細に教えてください

  • わかりやすく噛み砕くと、どうなって儲けられていると言えますか?誰がなぜお金を払っているのでしょう?

  • そうするとどうなればより、売上、利益が増えますか?

  • サイトソリューションについても教えてください

  • この事業はかなり利益率が低くなっています。どうしてですか?

はい。こうして深堀することにより、早くビジネスモデルを知ることが出来ました。

過去分の業績を語り合う

有報には業績がついているので、その辺りの分析もしてもらおうと思ったのですが、直近分しか出してくれませんでした。なので、今一度、業績の載っているページをスクショして渡して、答えてもらいました。

すると次のようにデータを作ってくれました。


業績の画像を渡して回答を得る

その後、いろんな観点から業績を考えてもらい、最後にレポートとしてまとめてもらいました。その内容は、かなりわかりやすいものを作ってくれるので、めちゃくちゃいいですねこれ。

まとめ

というわけで、エムスリーの有報をClaudeと読んだらかなりはかどった。良かったというのが今回の内容です。この量をサクッと自分の理解したい分だけピックアップしてもらえるだけでもかなり良いですね。

ちなみに今回、エムスリーの有報を読んでみたのは、エムスリーの株価が9割近く下がっているのを知ったからでした。

次回は株価と有報と入れたらどんな感じで分析してくれるのか?を試してみます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。今後もいろいろとLLMの使い方などを書いていくので、いいね、フォローいただけると幸いです。


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