[1年] 結成5ヶ月でCL合格も、1ヶ月後に消滅、辞退した話。①(5)



(5)… 約5分で読めます。






こんばんは、



タイトルにあるのは、

私が挫折した経験の一つ。




今日はちょっと重め、

そして2投稿にします(要は長いと)。





「なにか頑張りたいけど飛び込めない」


って人に、届いてほしいです。





この話、未だに誰かにしても

涙が出てきます。




それくらい、大切なバンドの話。

このバンドがなければ、いまの私はいない。




なので、

丁寧に、慎重に、

少しずつ話します。






1年生の春、先輩方の歌を聴いて、


「感動を届けたい」

「誰かの心に伝えたい」



と思った以上、

1年生からやりたいことやろう、と思って。




学祭の発表のあと、

たくさんのバンドに出てた1つ上のAさんに

「今度一緒に歌おうよ」と誘われたことが

すべてのきっかけ。





歌を謳歌して、

全力を注いでるAさんの姿が

私からしたらめっちゃ理想で、

すごくかっこよくて、


嬉しさのあまり 震えながら

「お願いします」と即答。




私はバラードが得意だったので、

提案されたジブリバラードに大賛成。





そうして、企画バンドとして、

Aさん、1つ上の先輩、同期の女の子と

男女2人ずつのちょうどいい

4声のジブリバラードが結成されました。




のちに、この3人と組んだバンドは

私の人生に欠かせないグループになります。





私はリード。

自信はなかったけど、


「私がやりたいのは楽しさだけじゃない、

れっきとした感動を届けること」


という信念を貫く覚悟を決めました。




歌ったのは、大先輩 こるまーる さんの


「いのちの記憶」。




原曲も、こるまーるさんのアレンジも、

大切に、丁寧に、守りながら歌を紡いで、


”私たちの歌” としても届けるために

4人で愛を育んで、


自分を"曲の主人公" だと思って

何度も何度も、練習して。




2秒で終わる4音を1時間練習したり、

みんなのブレスポイントを把握したり、


フレーズの一つ一つ歌うときに

声に乗る息の配分とか、

その時の想いとか、全て意識して、

4人で歌ってても

1人の歌に聴こえるように

何度も歌い方を分析したり。



それはそれは濃厚で、楽しくて。

大好きな歌で感じるその感覚が嬉しくて。



入部して2ヶ月で、

本当にやりたい歌ができました。



「この気持ち観客に伝われ」

と、気持ちを乗せる喜びも

感じられました。


それほどの歌でした。




ストリートライブ後、先輩から

「上手。サークルライブ出してみなよ」

という言葉をいただき、



私たち自身にあった探究心が一層加速し、

正規バンドとして、存続することが決定しました。


当時の無知さゆえ

一般的な ”上手” が分からないものの、

「やってみていいかも」みたいな。


身を委ねる感じ。




それが7月末。

サークルライブの音源審査は9月。



残された時間は、1ヶ月。


”想いを大切に” という

私の目標には到底足りない時間。




他のエントリーグループは

3・4年生の経験豊富な方、


そこに混ざる、結成2ヶ月の1・2年バラード。



字面で感じる未熟感。



結局、議論の末、

「今後も続けるし、今年はOAで出そう」


と、
審査対象外バンド枠にエントリー。




提出後。審査してくださった先輩から、

「本戦でエントリーし直してくれないか」の提案。




その言葉を信じて、OAをやめ本戦でエントリー。


結果は、通過。





この結果に4人で喜びを分け合い、

いつも練習していた川沿いで


「やったーーーー!!!!!!!!」

と大声で叫び、エネルギーチャージ。




「絶対に、4人でステージに立って、

サークル史に残るバンドにしよう」と約束。


「ラストイヤーにはJAMにも立っちゃおうぜ」

と、笑いながら言っていたけど、

「4人ならいけるんじゃないかな」と思ってた。




つづく。


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