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1500年前のプロフェッショナルたち

こんにちは!
この記事は、freee株式会社 2020年卒による「季節外れのアドベントカレンダー」の一部です。

自己紹介

初めまして。ビジネス職で入社予定のあやなと申します。あーちゃんと呼んでもらえると嬉しいです!
宮城県出身で、現在は考古学を勉強する大学院生です。
〜人生概略〜
・幼稚園:折り紙とお絵かきが好き
・小学校:どじょうにハマる
・中学校:埴輪の可愛さに気づく
・高校:元女子高でのびのびと暮らす
・大学:エレクトーンサークル、発掘、携帯販売のバイト
・大学院:埴輪と就活支援のNPOでの日々
〜〜〜〜〜〜

埴輪?

私は中学生の頃から埴輪が大好きで、そのまま埴輪が専門の大学院生になりました。

よく土偶と間違われるのですが、埴輪は今から1400〜1700年くらい前の古墳時代、古墳の上に並べられた土製品のことを指します。私は、埴輪の作り方や、それを作った人達の研究をしています。

今日は、そのような「埴輪のプロフェッショナルたち」についてお話したいと思います。

埴輪作りはオーダーメイド

埴輪は、各地にいる埴輪製作工人たちが、古墳を築造したい権力者から注文を受けて製作していたと考えられています。

埴輪が作られ始めた4世紀頃は、伝統的なスタイルが守られていました。
しかし、埴輪が大ブームになった6世紀の関東地方では、権力者の好みや地域性が反映されたような埴輪が沢山出てくるようになります。

例えばこれ、何だと思いますか?

画像1

千葉県成田市の南羽鳥正福寺1号墳出土の埴輪*1 で、ムササビを表しています。
口と手足がとても可愛いです。どうしてムササビを作ったのでしょう…。

では、これは?

画像2

栃木県下野市の甲塚古墳出土の埴輪*2 で、機織り機を表現しています。
この古墳では同様の機織り形埴輪がもう1基見つかっていることから、この古墳の被葬者は機織りに関係する人物だったと考えられます。

ムササビ形埴輪も、機織り形埴輪も、同じものはこれまで見つかっていません。
つまり、依頼を受けたこの人達のために、特注で作ったということになります。

埴輪は、円筒埴輪と形象埴輪の2種類に大別されます。
上で紹介したものはどちらも形象埴輪で、筒形の円筒埴輪よりも製作の難易度が高い上に、個別で普通ではない埴輪を作るとなると、より作るのが難しかったはずです。

そして、


画像3

これは、通称「見返りの鹿」と呼ばれる、島根県松江市平所遺跡出土の鹿形埴輪*3 です。
鹿が後ろを振り返る一瞬の様子を捉えて表現した、見事な作品です。
これほどの腕前を持つ人達が何百年も前に生きていたなんて、想像するとすごくワクワクしませんか?

実は、昔も今も変わらない

約1500年前に生きていた埴輪の製作者たちも、注文者(豪族)の要望に応え、現代まで残るような仕事をしていました。

プロフェッショナルとは、相手の期待を超える存在である

これは、いつの時代でも不変の法則なのだと思います。


最後に

就職活動中、私は「本当に、社会的な意義があると自分が信じられること」を仕事としてやりたいと思っていました。

初めて freeeについてお話を聞いたとき、「freeeはストレートに社会を変えていくことを目指している集団だ」とお聞きして、
「なんか、私がやりたいのはこういうことだな」とすっと心に入ったのを覚えています。

ご縁もあり、来年から私もその一員となりますが、
お客さまや社会、一緒に働く方々、そして自分への期待を超え続けるプロフェッショナルでありたい、と思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は10月25日、もえちゃんの投稿です!!

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*1 若狭徹 2009 『もっと知りたいはにわの世界』p.66 東京美術 より引用
*2 下野市立しもつけ風土記の丘資料館にて2019年6月7日撮影
*3 若狭徹 2009 『もっと知りたいはにわの世界』p.45 東京美術 より引用

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