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◆ 気になった本 22

「みかんとひよどり」(近藤史恵 KADOKAWA 9784041075456)

ヒヨドリって
寒い季節になるとギャーギャー騒ぎながら
ここの狭い庭にもよくやってくる
メジロのために出しておいたミカン
我が物顔で独占し喰い尽くしてしまう 困ったもんだ
でも今まで
そのヒヨドリがフランス料理の食材として珍重されているとは知らなかった!
それもそうだし
レストランもいろいろ大変なんだなと教えてくれる
料理の腕前と経営者としての手腕は別物なんだね...
読み進めて楽しいとかドキドキするとかはないけど
淡々と進んで行くお話しは やや焦点がぼやけているかな?

そんな中
はっとさせられたのが
主人公であるシェフの独白
>自分はどこを見つめながら料理をしているのだろう。
それが こんがらがって判らなくなっている
>もつれたものが、ほどける日はくるのだろうか。
これって
日々を惰性で生きている人は気付けない疑問
大事だね
(このお話しの焦点からは離れていくけど...)
こんな疑問を抱きながら歩いて行きたいと思いました

気楽にサクって読めます はい
近藤先生は「歌舞伎座の怪紳士」(徳間書店 9784198650087)
これが 早く読みたいな!

#みかんとひよどり
#近藤史恵
#マタベー
#ピリカ