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この世界は、やさしい輪の中にある

ねえねえ、聞いてよ。

わたしは、同居人に声をかけた。
この記事の内容を、話したかった。

この日わたしは、”開けなきゃいけないけど、すごく嫌だった”、年金と住民税の納付書を開けた。
嫌だったと言っても、支払う義務や必要があることはわかっている。
同居人の言葉を借りれば、「高い金払えって言ってくるんだろ…」ていうやつ。
税金についての知識がなく、会社の庇護もないわたしたちの感覚は、恥ずかしながらこの程度である。

なんとか封筒を開けて、
混乱を落ち着かせるために、読んでまとめた内容をTwitterに投下、
Twitterについた「いいね」に後押しされ、住民税について問い合わせの電話をかけた。

そうして「問い合わせたよ〜」というツイートについた「いいね」に、
なんだか、「いいこ」されたみたいな気持ちだった。

記事の内容は、ここまでだった。


そうして、記事投稿後
数分足らずで、noteの記事にも、いくつか「いいね」がついた。

「なんてやさしい世界だろう!!!」
「この話をしたら、今度はnoteでも背中を押してもらえたの!!!」

わたしは、口早に同居人に語りかけた。

「頑張ってる姿に、いいねをしてもらえて、それが嬉しかった記事に、いいねしてくれる人がいる。
 この世界、捨てたもんじゃないね!!!
 この世界は、あったかいね。
 こういうの、大事にしたいよね」

別に、「いいね」の数がすべてではない。
そんなことは百も承知だ。
でも、本当にわたしは、みなさんの顔を思い浮かべて(それは、SNSのアイコンだけど)
「うれしい、ありがとう〜〜〜!!!」と、ひとりずつ両手を握って握手したような気持ちだった。
そして確かに、背中をトン、と押された気持ちだった。
だいじょうぶだよ、と。

同居人とわたしの暮らしは、
長年、うだつの上がらないような、広い海をぷかぷかと浮いているだけのような暮らしかもしれない。

それでも、熱く語るわたしに、
「そうだね」と頷いてくれたことに、わたしは満足した。



今日、noteから通知がきた。
なんだろう、と思って読んだら、先日おすすめさせていただいた、ハスつかさんの記事が、「note編集部お気に入りマガジン」に追加されたとのことだった。

わたしは記事をおすすめしただけなんだけど、なんだかうれしいなあ。
と、またほっこり、にやっとしてしまった。

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※ハスつかさんの記事はこちら

毎日おむすびを食べて、その内容を紹介しているハスつかさん。
おむすびの記事なのに、「えっ、その話題からどうやっておむすびにたどりつくの??」という切り口がおもしろい。
その切り口にびっくりすることも多いけど、ちゃんとおむすびに帰着して、またびっくりする。

今回の記事では太宰治の話題から、おむすびに帰着している。

(※ハスつかさんの記事から引用)
やっぱり、難しいことは書けないなあ。
自分の言葉になってない…
でも、すっごくうまいーーのだ。
まあ、表現は少しずつ磨いていくことにしよう。

こんな風に書いていたんだけど、
「いやいや、ハスつかさんの文章は、”すっごくうまいーーのだ”のままで、充分素敵です!!!」
そんなことをご本人にお伝えしたく、サポートとおすすめをさせていただいた。
もちろん、ハスつかさんが表現力を磨こうとすることを、否定するわけじゃない。
でも、もうこのままで充分すてきなのだ。
だって、ハスつかさんの食べるおむすびは、毎回おいしそうだから。



応援してもらうと、元気になる。
そうしてわたしが受け取った元気で、誰かを応援する。

もちろんそれが、AさんBさんの二者間で行われていてもすてきだ。
オフラインの世界だと、よくある。
「そんなことあったんだ、がんばったね〜」と、お互い感心しあったりする。
だいたい、自分より他人のほうが頑張っているように見えてしまう気がするのだ。

そして、この”元気”が二者間を飛び越えても、とってもすてきだなあと思えた。

サポートのメッセージをお送りしたら、ハスつかさんから丁寧にお返事をいただいた。
「励みになります」と言ってくれたハスつかさんは、これからもたのしいおむすびの話をして、いろんなひとを元気にしていってくれるのだと思う。

そういう輪が、広がっていくのを
オンラインの広い海の中で、目の当たりにさせてもらった。



この世界は、きっと美しい。

というならば、「美しくない部分」もたくさんあるのかもしれないけれど
美しい部分も、きっとたくさんある。
その美しさに気づくには、元気とか余裕が必要で、
このやさしく美しい、余白のようなものが、ぐるぐるまわっていけば
わたしもその、ぐるぐるの中に入っていければいいな。

いや、きっともうわたしも、その中の一員だ
こんなに背中を押してもらいながら、好きなことを続けているんだから。





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