リモートワークで叶えた夢

アルバイトをクビになったわたしですが、
詳細→会社をクビになりました＼(^o^)／

会社の好意で、4月末まで働かせてもらっています。
有給消化もあるので、勤務日数はもう少し

3月の終わり、
世界がまた、かたんと音を立てたそのとき
会社をクビになるのと同時に、完全なリモートワークを始めました。

リモートって、過去何度かやったことがあったんだけど
これ、難しいね…
まず、会社のデスクのほうが働くのに適した布陣になっている。
最近は、良い座布団と電気ケトルまで入荷したのに…
いまは、座布団をかき集めて、小さなちゃぶ台のうえに、パソコンとモニターを置いている。

会社ではお菓子を食べたり、
廊下を歩いてトイレに行ったり、
コンビニに行ったり行ってもらったり
眠くなったら、誰かの席までちょこっと行ったり
いろいろ気分転換の方法があったのに

家だと、「いつ電話かかってくるかな！！？」なんてそわそわしたり
そんなの会社でも一緒だったのに。
なんだかうまくいかなくて。
帰りの散歩もなくなっちゃったしね。

それでも、延べ10日くらいかな
リモートワークにも、なんだかんだ慣れてきて
人間の適応力ってすごいなあ。
家という、不慣れな職場に、それでも座っていれば慣れる。

そんな中わたしは
リモートワークで、ひとつ夢を叶えました。

それは、「休憩時間にピアノを弾く」

これ、もしかしたら前職のときだったかもしれないけど
「会社にピアノあったら休憩中弾くのになあ」って。
思ったことがある、
というのを、猛烈に記憶していて。

別にそんなにピアノが好きなわけでもないんだけど
せっかく1時間あるんだし、ピアノあったら弾くのに、て思ってた。

そしてリモートワークで、
ピアノがある中の休憩時間を迎えて。

やっぱり、まじめに基礎練習とか、
いや、基礎問わず練習はできなかったけど
いくつかの作品を、昼休憩中に仕上げました。
このあたりかな

昼休憩のあいだに弾いて、noteに投下をして
そのあと少しだけ煙草を吸って、席に着く、というのを
何度かやることができました。

大きくない夢かもしれないけど、
「いつかやってみたい」と思っていたことが、こんな形で叶って
よかったなあ、と安堵の気持ちです。

気持ちがふさぐときって、
「あれもこれもできなかった！」て思いがちだから
「この状況をたのしもう！」とまでは言えなくても
ああ、これはよかったなあ、なんて思えたら
それは救いだよね。

10分で終わらせる、と決めたり
ああ、この春の風をそのまま弾こう、と思ったり
短い時間の中、ピアノとおはなしできて、わたしはとても楽しかった。

リモートワークという機会をもらったこと、めちゃくちゃ感謝してます。
次からはもっとうまくできると思う。

そして、「ピアノ日記」という取り決めをはじめて
続けてきたわたしを、たっくさん褒めてあげたい。
ピアノ日記という文化がわたしの中に芽生えたから、叶えられた夢だと思う。

ありがとうありがとう、
こうしてわたしは今日も、
希望とか夢のカケラを拾い集めて
笑いながら過ごしています。

【thanks a lot】
photo by amano yasuhiro（カバー写真）