見出し画像

「キャラ」は作れる!本当に望むのであれば

「あの人みたいになりたい!」

という憧れは誰にでもあるでしょう。

「この世は舞台、人はみな役者だ。」

という言葉を残したのは、劇作家のウィリアム・シェイクスピアさん。

まさにその通りで、人間は「自分」という主人公になりきり「人生」という舞台の上で日々演技をしているのです。

しかし、多くの人は「演技をしている」なんて意識で生活していませんよね。ただ、知ってか知らずか自分の「キャラ」を作り上げているのは間違いありません。

個人的な話で恐縮なのですが、先日、親御さんとの面談がありました。僕が小中不登校だったことを人づてに聞き、「なんでそんな陽キャになられたのですか?」と質問を受けたのです。

ひっかかる部分は諸々ありますが、まずは「僕って陽キャに見えますか?」と、そこの確認から。

そうなのです。こんな「内向型のお手本」のような僕でさえ、子どもや親御さんから見れば「陽キャのパーティーピーポー」の仲間入り。

まさに、クラブという舞台で「陽キャ」を演じている。その演技は、確かに周囲の人たちに伝わっているのです。

しかし、演技も無理をしないことが禁物。

そんな記事を書いていきますので、陽キャの方も陰キャの方も読んでみてくださいね。

▼作り上げた「キャラ」を演じ続けるのも楽じゃない

「誰でも難にでもなれるのです!」とウサギさんは生き生きと語りました。僕もウサギさんの意見に賛成です。しかし、”本当に望むのであれば”という注釈はつけておきたい。

例えば、僕のように根っからの内向型故、一人静かにぼ~っとする時間に幸せを感じる人が、うっかり「陽キャ」を演じてしまったが故、「この発表はJUN先生に頼めばいいよねー!」となってしまうことがある。

頼む方としては、「だってJUN先生って、いっつもペラペラ余計な話ばっかしているじゃん。なんか、話すことが生きがいって感じでしょ。だから、きっとこの発表も喜んで引き受けてくれるよ!」みたいな”よかれと思って精神”全開でこられてしまう。

もう、こうなったら断るのは至難の業。

「いやいや、そういうの本当に苦手なんで…」といったところで、「またまたぁ。」みたいなやり取りが生まれ、結局引き受けるしか道は残されていないのです。

繰り返しますが、「望んでいる」のであれば、何も問題がない。

しかし、僕のように、真逆のキャラを演じてしまっている場合、そのキャラを毎回求められるとかなりきつい状態になるのです。

だからこそ大切なことは、「本当の自分を知る」ということと、「本当の自分が出せるような環境を整える」ということ。

例えば、僕のような内向型は、人前に立ってあーだこーだ言うことは望んでいません。しかし、時と場合により、そのような「キャラ」を演じる必要があるとしましょう。

そして、その「キャラ」は結構長期スパンに及ぶとする。そんなときは、「人前に立つ」という状態を、「自分の代わりに人前に立たせる人を養成する」という方向へ少しずつずらしていくようなサポートをすると、本当の自分の能力を発揮することができます。

「内向型」の人は、自分が先頭に立って指示をするより、「一歩引いたところに陣取ってリーダーを支える」という立ち位置の方が、本当の力を発揮することができるのです。

本当の自分の能力を発揮するための作戦として、どのような位置づけから始まったとしても、自分のテリトリーへ移動できるよう、戦略的に進めていく方が、みんなにとってWinWinの体制になれるのです。

そのためにも、「自己理解」しておくことは前提ですよね。

しかし、人間にとって「自己理解」は一番難しい。自分のことを勘違いしている人は意外と多いですから。

だからこそ、客観的に見てくれる他者の力を使いましょう。

僕のように、「内向型」だと思っていても、客観的に見た人が「陽キャ」と判断したら、その方が正しいのです。

だからこそ、他者の判断と自分の判断がちょうどマッチするような立ち位置が、きっとあなたを輝かせてくれるはずです。

▼まとめ

本記事では、「自分の得意なテリトリーで演技しよう!」という内容をまとめました。

多様性が民主化され、誰でも何にでもなれる世界が到来しています。だらこそ、「自分に合った舞台」を選びたいと思ってしまう。

「ここで踊れ!ここしかないんだから!」と言われるのは、乱暴なようでいて覚悟も決まります。

しかし、誰でも何にでもなれる世界は、ある意味厳しさもある。

ぜひとも、「自己理解」だけは諦めず、自分の舞台を発見するために試行錯誤してみてくださいね!



📙「不登校の教科書」5月31日ダウンロード開始!

「不登校はチャンスである!」という理念をもとに不登校の生かし方をまとめました。

30分くらいでさくっと読めます!

5月31日に出版予定ですので、ぜひぜひダウンロードしていただけると嬉しいです(^^♪

いただいたサポートは、地域の「居場所」へ寄付させていただきます!