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子どもに教えてあげたい!なぜ、たくさんの人の前で話すことに緊張感を覚えるのか。

人前で話すことが苦手な方の教師こと、JUNです。

仕事というのはある程度似た者同士が集まるもの。教師というのは、人前で話すことを頻繁に求められるので、どちらかというと話好きが多いように感じます。

だからこそ、子どもたちにもスピーチを求めることが多いでしょう。

あなたのお子さんのクラスも、朝の会で日直のスピーチが日々繰り広げられているのではないでしょうか。

スピーチ方法については、別の記事に書くとして、本記事では「人前でスピーチをするときになぜ緊張するのか。」について書いていきます。

ぜひ、スピーチをひかえたお子さまにアドバイスをしてあげてくださいね。

▼「緊張するスピーチ」と「緊張しないスピーチ」の違いとは。

早速、「なぜ、スピーチによって緊張感に違いが出るのか。」についてざっくり解説をしていきます。

そんな問題を投げかけながらも、理由は実に多様。

きっと、回数をこなせばこなすほど緊張感は和らぐでしょうし、聞き手が家族のような気心知れた集団であればスピーチに望む気持ちも楽でしょう。

では、話題をしぼって、「人数」に焦点化して考えていきたいと思います。

そう、人間は「個人」よりも「集団」に対しては緊張感を抱きます。

きっと、あなたのお子さんも「先生」と一対一であれば、恐る恐るであっても話ができるのではないでしょうか。しかし、クラスの前に立ってスピーチをするというのは躊躇する場合もあるでしょう。

なぜそのような事態が生じるのかというと、ずばり、

「心の安定を保とうとしている。」

という理由があるのです!

もう少し詳しく言うと、

「思い通りにいかなかった際のリカバリーの難易度の違い。」

といってもいいでしょう。

もう少し詳しい解説を、次の章で書いていきますね。

▼「心の安定」を図る仕組みとは。

さて、想像しながら読み進めてほしいのですが、「あなたのスピーチがどれほどのものだったか。」をあなたは、どのように判断するでしょうか。

もちろん、「自分自身での評価」もありますが、評価軸の1つとして「他者のリアクション」というのも気になるところですよね。

例えば、「先生」との一対一で先生のリアクションがかんばしくなかったらどうでしょう。

「あの先生、全然分かってないわ~。」

と、軽くぼやいてバッティングセンターにでも出向けば気が晴れるのではないでしょうか。

しかし、クラス35人の前でスピーチをしてリアクションが今一つであれば事情は変わってきます。

「あのクラス、全然分かってないわ~。」

と、ぼやきたいところですが、向こう側の方が圧倒的多数の場合、スピーチをした側にも、

「あれっ、こっち側の原因か。」

と、若干の違和感が生まれるかもしれません。

このような人間の特性をまとめると、

「思うようにいかなかったとき、人間はもっともらしい理由で自分の心理的安定性を保とうとする生き物である。そして、その安定性は、相手が少人数の方が容易に守られる。」

ということが言えるのです。

だからこそ、「一対一」のスピーチよりも、「集団」を相手にした方スピーチの方が緊張度が高まってしまうのです。

▼まとめ。

本記事では、「人数によって緊張度が変わってくる!」という内容をまとめました。

この緊張度の高まりを何とか抑える方法を最後に付け足すとすれば、「場数」や「練習」、「自分の努力量」とかなりのスパルタ理論におちつきます。

もっと、スパルタなことを言うと、

「緊張を抑えようとしてはいけない。」

ということもよく知られていますよね。

シロクマ理論のように、「気を散らそうとすると、余計に気になっていまう。」という特性が僕たちにはあります。

そんなときは、いさぎよく、「僕は緊張しています!」と認めてしまいましょう。

さらに、「緊張感」を「力」に変えたいのであれば、

「今、まさに僕は『わくわく』しているんだ!」

と、胸のドキドキにプラスの意味づけをするという方法もおすすめです。

「ほどよい緊張感」は、自分自身を成長させますからね!

ぜひとも、チャレンジできるよう背中を押してあげてくださいね!

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