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【時間】意外とハマっている?「時間欠乏」とは。

定時退勤を目標としているJUNです。

ある意味自由裁量が効く職業である「教師」。その自由裁量をいかんなく発揮して、定時退勤を獲得しています。

本日は、そんな話題。

しかし、気付いてしまったのです。

おそろしい「時間の罠」にハマっていることを。

もしかしたら、知らず知らずのうちに、命と同じくらい貴重な「時間」を「減らす」という選択をしているかもしれません。

ぜひとも、自分の1日を振り返りながら読んでみてくださいね。

▶「時間欠乏」を生む、「勘違い」とは。

いきなり私事ですが、もともとは午前様教師でした。

完璧主義と不安症が相まって、次の日の予定を朝から6時間目まで「かっちり」と書き出し。1時間ずつ授業の準備を進めていきます。もちろん、嫌々やっていたのではなく、むしろ好んで取り組んでいました。

僕が頭を抱えながら授業の計画を練っていると、たまたま通りかかった先輩先生が、

「おっ、JUN先生は、えらいなぁ! 教材研究熱心だね。」

なんて声をかけられ、「いやぁ。」なんて、のんきに照れていたのでした。

今考えてみたら、あの時間帯の「熱心」は、皮肉だったのかもしれません。

さぁ、ここに大いなる勘違いが隠れているのはお分かりでしょうか。

そうです。

「長時間労働で自分を消耗していることを『俺って頑張っている。』と思っている。」

ところに、大いなる落とし穴があるのです。

この続きのストーリーを聞けば、勘違い感は増してきますよ。

「0時台の終電で帰宅」
「必要最小限の準備をして就寝」
「朝6台の電車で出勤」

こんな生活を続けていて、良い授業ができると思いますか。

そりゃ、できないですよね。

睡眠不足&ストレス過多状態。そんな状態でいくら準備に時間をかけていても、肝心の本体の方が整っていないわけですから。子どもたちが満足する授業を提供できるわけがありません。

そうです! 「仕事熱心」と呼ばれる人が勘違いしてしまうのは、

「自分の余暇とか体調とかを考慮に入れず、単純に仕事時間を伸ばしてしまう。」

ということが陥りがちな罠なのです!

▶さらに陥りやすい「罠」とは。

そんな「仕事している感」の罠から何とか抜け出した今、まだハマっているなと感じることがあるのでご紹介します。

それが、ずばり、

「手持無沙汰嫌悪」

なのです!!

あなたは、聞いたことはあるでしょうか、このものすごく嫌な感じのする七文字熟語。僕がこれを感じるタイミングは、もうすぐ定時だなと時計を意識したときでした。

「さて、あと15分あるな。とりあえず当面の仕事は片付いているけど、もっとできることあるかな。」

これです!! これっ!!

ハマっている罠とは、「仕事が終了した。」と思いながらも、「きっと、今やっておくべきことがあるはず!」と思って無理やり仕事を作り出そうとするこの感じ。これを「手持無沙汰嫌悪」と言うのです。

ハーバード大学の心理学教授、ダニエル・ギルバートさんの実験をざっくり紹介しますね。

「被験者となった大学生を何もない部屋に入れる。」

という何ともシンプルな実験です。

何もないと言いながらも、たった1つだけ部屋にあったものは、「電気ショックが流れるボタン」だけ。「まさか押すわけないでしょ!」と思いますよね。しかし、「手持無沙汰嫌悪」は、予想以上の力を発揮します。

何もすることがなく、退屈極まりない学生のほとんどは、自らボタンを押して電気ショックを食らったというではないですか。

「手持無沙汰嫌悪恐るべし」ですよね!!

このように、「何もない。」ということに僕たちは慣れていないのです。しかし、人生を充実させるには、この「何もない。」時間をどれだけ楽しめるかということも大切。

ぜひとも、「何もない幸せ」を感じることができる「時間」の使い方で、心豊かに毎日の生活を楽しもうではありませんか!!

▶まとめ。

本記事では、「単純に長時間労働をしてはダメ!!」という内容をまとめました。

現代において、テクノロジーが発展した中に生きている僕たちは、即時性に慣れすぎています。

一瞬でも「暇」と感じると、その「暇」を埋めようとしてしまうのが「現代人」。「暇つぶし」なんて腐るほどありますからね。

しかし、そんな世の中だからこそ、「暇」を「暇」で楽しむことが大切なのです。ぜひとも「ないもない。」ということの贅沢さを見直しましょう。

そして、より充実した時間の使い方を手に入れようではありませんか!!


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