【メンバーシップ】「子どもと大人が夢を共有する居場所づくり」活動報告
「子どもが夢を語り大人が応援する」文化の発信基地としての第3の居場所をつくっています。
5月のオープンを目指し、22日は子どもスタッフ総出でヤスリがけを行いました。
写真を見てもらうと分かりやすいのですが、段になっているところは階段であり、イスでもある部分となっています。
階段を登った先にはすべり台があります。
滑った先は、子どもしか入ることのできない空間となっております。
少しずつ全貌が見えてくる中、今回の活動はお客さんが触るであろう部分にヤスリがけ。
前回の床・壁敷き詰めに続き、ひたすら作業になりましたが、なんだかみんな楽しそう。
子どもたちからは、「前回は精神的に疲れたけど今回は体力が奪われる。どっちかといえば、今回のほうが楽。」みたいな声が聞かれました。
なんだかんだ言いながらも、目標に向かってわいわい作業を進めていくことは楽しいもの。
チームの結束を深めるためには、「ルール化して言い聞かせるよりも共同作業をするほうが早い」という研究もありますからね。
そんな中、はりきっていたのは中学校2年生となった通称店長さん。
現場監督の社長さんから、「俺は自分の仕事があるから、どれだけヤスリをかけるのかは店長に聞いて!」と言われたところから本領発揮。
と、的確に指示を出していきます。
途中、地域の新聞社やケーブルテレビに電話をして取材の交渉をするなど、積極的に動き回ります。
おもしろかったのは、店長が子どもたちに声をかける内容。
という問いかけ。
GLSの活動は「子どもとカフェ」だけで終わりません。
カフェという拠点を完成させたら、「カフェ」と「パン屋」は子どもにお任せ。他の夢をもった子どもたちは、それぞれのプロジェクトをスタートさせる予定となっております。
「きみはどんな場所にしたいの?」
という「問い」は、かなり的を得ているなぁと思ったのです。
そんな店長の問いかけ効果なのか。
「子どものお預かりサービスをして勉強を教えたい!」
「お絵描き教室をしたい!」
などなど、子どもたち一人一人がこの「居場所」を「自分なりの居場所」として再認識し始めていました。
そんな姿を見ていると、「そうそう。こんな居場所を作りたかったんだ。」とカフェプロジェクトが動き出す前の懐かしい気持ちを思い出しました。
一方、子どもたちが作業している間、ママさんたちはお茶を飲みながらの情報交換。教育相談を受けるサービスも展開しようと考え中。
カフェ店舗の裏側のお座敷をじっくり相談スペースとして使おうか、それとも学習メインの子どもたちスペースとして使おうか検討しています。
それぞれが、それぞれ参加理由を抱き、ちょっとした心の隙間を埋め合えるような居場所となりつつあることをも嬉しいことの一つです。
さらに嬉しいことをもう一つ。
いただいたサポートは、地域の「居場所」へ寄付させていただきます!