見出し画像

「直感」の使い方

突然ですが、あなたは「直感」を信じますか?

自分を信じてどこまでもつき進める人。

衝動を抑え、じっくり考えてから動き出す人。

もちろん、状況にもよるでしょう。

本日は、そんな「直感」の話題。

実は、「直感」には使い方があることが分かっているのです。

ぜひとも、「直感」を信じて読み進めてくださいね。

動画もありますので、ぜひ👇


▼「直感」で行動してもよい2つの条件

では、気になる2つの条件を紹介します。

ずばり、

❶「原因」と「結果」がほとんど変わらない場合
❷同じような「経験」を何度もしたことがある場合

の2つです。

この条件は、ダニエル・カーネマンさんとエイモス・トベルスキーさんによって確かめられました。
#賢い人がなぜ決断を誤るのか

2人が導き出した基準によると、

「消防士や看護師、パイロット、チェスプレーヤのような仕事は、『直感』に頼るべきであり、精神科医や判事、投資家は『直感』に従うべきではない。」

ということ。

では、その違いをもうちょっと踏み込んで見ていきましょう。

まずは、❶の条件ですが、簡単にいうと「原因と結果がいつも同じになる場合」と言えば伝わるでしょうか。

お医者さんを考えれば分かりやすいですね。ある「病気」に対する「治療」は、「治癒」という結果につながります。

このように、「原因」に対する自分の「行動」が、だいたい予測可能な範囲の「結果」になる場合は、「直感」に従った方がよいのです。

そして、❷の条件。

「同じような状況においてよりよい判断ができたという経験が多ければ多いほど『直感』に従った方がよい」と言えます。

逆に言うと、「直感」に従って残念な結果につながる場合は、

「結果が不確実であったり、経験値が浅かったりする場合は、『直感』が裏目に出る可能性あり」

と言えそうです。

ぜひとも、ご自身の状況をふまえ「直感」を使いこなしてくださいね。

▼まとめ

本記事では、「『直感』を信じるかどうかは、状況次第」という内容をまとめました。

ちなみに、この記事に隠された裏テーマは、「直感をどうこう言う前に、とにかく経験値をためよう!」というものです。

「直感というのは、自分の経験に基づいた判断」なのです。

ということは、「経験値がないんだったら、とにかく行動!話はそれからだ!」というのが結論。

しかし、経験値の罠にも気をつけなければなりません。

「ベテラン」と呼ばれ「専門家」になればなるほど、

「自分の考えに根拠のない自信をもちがち」

となることも指摘されているので注意。

経験値を高めつつ専門性を高めるのも大切ですが、満足するのではなく常に初心者マインドでいることも大切なのです。


いただいたサポートは、地域の「居場所」へ寄付させていただきます!