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至極のラス・エンターテイメント〜比嘉秀仁vs牧野伸彦vsリスナーコラボ友人戦振り返り

ラスばんは、はねおかです。
先日の「比嘉秀仁vs牧野伸彦vsリスナーコラボ友人戦」はご覧になりましたか?

牧野プロ視点

盛り上がりましたね。
特にスラム街リスナーは必見の内容となりました。

今回はその配信を振り返ってみたいと思います。
スラム街リスナーは是非とも元動画をコメント付きで見てもらいたいですね。

ルール
4人東風戦
比嘉秀仁、牧野信彦、リスナーのうち、トップ回数のみを集計し、負けた方は罰ゲーム有り
2時間での勝利数を競う

トップ以外は無価値のサドンデスマッチ。
4分の3は罰ゲームの可能性がある、普段やっている「ラスったら罰ゲーム」企画よりも罰ゲームの可能性が高いものとなっています。

罰ゲームの内容は、牧野プロが負けたら比嘉プロの牌譜検討をする、というもの。
比嘉プロが負けた場合は、天鳳特南30本耐久配信、というもの。
リスナーが敗北した場合は、比嘉プロと牧野プロの配信の宣伝ツイートを一週間し続ける、というもの。

さあ、今協会と最高位戦とリスナーの意地がぶつかりあう戦いが始まる!

一戦目

東1局、一本場。
比嘉プロはペン3pでは変化がないとみて役有りだがリーチ。

下家の牧野プロ、2sを押すと追っかけリーチ。
無筋2連打からのリーチに…

一発キャッチ。

牧野プロも役有りテンパイ。
小場で点が動かない東風戦では、供託2本の3900(6200)は大きい。
しかし、そこを曲げて満貫に仕上げた。
流石である。

リスナーも「高評価放銃」と歓喜に沸き立った。

東3局。
上家のリーチに、ドラ1赤1のカンチャンテンパイ。
ここは最低でもツモって満貫にしたいところ。

追っかけリーチに「放銃チャンス」と沸き立つリスナーに「放銃チャンスとか言うなw俺のアガりのチャンスやろw」と前フリしてからの放銃。
これはリスナー大歓喜。

しかも高めのスリカラ。
初っ端からラスっていく比嘉秀仁にリスナーのボルテージも最高潮に。
牧野プロにも「ちょっと!リスナーさんに捲られちゃうじゃないですか!」と煽りを入れられる。
流石牧野プロ、比嘉秀仁の超えていけチャンネルを理解(わか)っている。

オーラス。
普段のトップ取り麻雀とは違う。今回はトップ以外価値のないルール。
ここは牧野プロから直撃を狙い、2位に落とすことで自身の負けを帳消しにするリーチ。
ダマ2000では直撃しても意味がないためリーチした、ということか。
これには牧野プロも「いいリーチかもしれない」と納得。

掴んだのは無情にも生牌の北。
牧野プロは發or北暗刻の単騎、もしくはシャンポン、チャンタのいずれかでしかなく、そのどちらにも北は危ない。
そこをピンポイントで一発ツモる比嘉秀仁はエンターテイナーである。

一戦目は牧野プロの勝利。

二戦目

東2局。
6ブロックに構えていた比嘉プロはターツ選択を強いられる。

8m3枚飛びを見てかマンズ切りを選択。

ドラを引き入れての最高形。
ダマテンの2000ではトップは狙えない。
ここはリーチで打点を狙いに行った。

牧野プロは少考の後1p手出し。
捨て牌はピンズの染めに見える。
流石にオリたか。

2pツモ切りの後、開かれた手牌はフリテンの8s単騎形式テンパイ。
確かに比嘉プロの捨て牌にソーズは少なく危ないが、ワンチャンスの8s。
よくぞ止めたと舌の肥えたリスナーも大絶賛。
牧野プロいわく「たまたま。ソーズの上は危険だと思った」とのこと。
これには比嘉プロも「上手か!これがA1リーガーかよ!」とお手上げ。

牧野プロの視点から見てみよう。
ホンイツの47pテンパイ。
1pポンのホンイツトイトイは見ない。
7pが押せないからだろう。
小場のこの場はツモって1000オールの供託1本の親番維持も悪くはない。

ワンチャンスに甘えず1p対子落とし。
そこにドラ引きの形式テンパイ。
ある意味ではアガり逃しと取れなくもない。8s切りは放銃だが。
そして3p切りが早いとは言え2pは押し、見事に形式テンパイを拾ってみせた。
流石最高位戦A1リーガー。
一戦目は攻撃で魅せ、二戦目は守備で魅せる。

完全にアタリである。

東3局。
ノワッチさんのフリテン役牌ドラ3ツモを挟んで引いた親番。
いつものラス回避麻雀ならオリでもいいが、トップ以外無価値のこのルール。
親被りも嫌だが、かといって押せる手でもない。
そこに牧野プロの7700が炸裂。
トップ争いに名乗りを挙げた。

オーラス。
逆転のメンチンも、対面の仕掛けに5sが押せない。

対する牧野プロも一向聴。
ここはテンパイならず。

テンパイは5s単騎。
しっかり掴む比嘉プロ。
今日はやたらとロン牌を掴む日である。

二戦目はリスナーの勝利。比嘉プロ0勝、牧野プロ1勝、リスナー1勝。

三戦目

ノー和了の比嘉プロに勝負手。
トイトイドラ4、ツモれば三暗刻で倍満だ。

対する牧野プロも役牌ドラ2、両面両面の一向聴。
こればぶつかりそうだ。

そこに親リーが入る。
ドラがほぼ枯れているとはいえ、親のリーチは驚異。
今回はカンドラやカン裏もある。
トップ以外は無価値のルールが、ここにきて二人に襲いかかる。
アガられるのはやってないが、放銃して自らトップ争いから脱落するのもやってない。
牧野プロは1勝のアドバンテージがあるが、ノートップの比嘉プロは簡単には負けられない。

リーチ者から3pが出て12000のアガり。
ついに比嘉プロがトップに立った。

牧野プロのハネマン放銃を挟んでのオーラス。
完全一向聴の比嘉プロに親リーが入る。
ここはオリるか。
スジの7p切りテンパイは取るかもしれない。
最悪、流局して次局勝負でもいい。

しかし、そうは問屋が卸さない。
牧野プロである。

牧野プロの選んだ牌は…8p!
現実的に自身がトップを取っての比嘉プロのトップ阻止は厳しい。
そうなれば、親にアガってもらって、比嘉プロを逆転してもらうのがいい。

これが親ッパネを生む。

見事なトップ阻止。

これが今回のコラボ配信の妙。
自分がトップを狙えないなら、ライバルのトップを阻止。
リスナーをも上手く利用していかなければ、罰ゲームは免れないのだ。

これは、プロとリスナーの全面戦争なのだ。

これで比嘉プロ0勝、牧野プロ1勝、リスナー2勝。

四戦目

比嘉プロの先制リーチはピンフドラ1。
これは幸先がいい。

対する対面は親リーチ。
ほぼ安牌の發を切ってのリーチは、良形テンパイの可能性が高そうだ。

リーチ後にキッチリとロン牌を掴む比嘉プロ。
今日の運勢は最悪と言えるだろう。

5800(供託込みで6800)の放銃は、トップ取り東風戦では中々の痛手。

東2局。
比嘉プロの役牌ホンイツのツモアガり。
牧野プロは、「369pか字牌でしょ?」と見切っていた。

対する牧野プロも役牌ホンイツ。
ホンイツ対決は比嘉プロに軍配が上がる。

とはいえ、トップとの点差がある。
比嘉プロはこの親番が勝負であろう。

役牌とカンドラ1の3900で牧野プロの勝負手を流す比嘉プロ。
初トップが見えてきた。

先制カン8sリーチ。
リーヅモドラ1の2000オールはトップに立てる。

牧野プロは遠いホンイツ。
これは決まったか。

そこに割って入る者がいた…

僕です。
なんでもリーチ、玉東の間リーチ率上位98%の男、はねおかである。

これに一発で飛び込む比嘉プロ。

このスピード感は、是非とも動画で見て欲しい。
先制リーチにウキウキの比嘉プロが一瞬でドン底に叩き落される様はスラム街リスナーには満足いただけることだろう。
僕も自分のアガりで配信が盛り上がったなら満足だ。

僕視点。
ここで5m切りテンパイ。
放銃したら比嘉プロをトップにしてしまう大戦犯になりかねなかったが、待ち良し、打点良しなら、ここは曲げる。

四戦目はこのままトップ目がトップを維持し、比嘉プロ0勝、牧野プロ1勝、リスナー3勝。

五戦目

東1局、一本場。
ピンフ赤のリーチ。高めのドラならトップも見える。

どうせラス目なら比嘉プロにアガらせまいと粘る牧野プロ。
勝利の女神が微笑んだのは…牧野プロだ。
オナテンでの捲り合いに負けるのは、点棒以上に心に来ることだろう。

東2局。
牧野プロのリーチに、赤赤の比嘉プロも簡単には白旗を上げられない。

対面からのリーチも、比嘉プロもドラ4のテンパイで追っかける。
これは…全面戦争だ!

対面から流局ギリギリで放たれた6mを捉える。

リーチタンヤオドラドラ赤赤のハネマン。

下家が加点してのオーラス。
牧野プロのリーチに、下家のリーチ。

牧野プロはリー棒を出したことで、下家の500-1000ツモで逆転トップを呼べる。
そしてリーチをかけたことで、自分が放銃してもいいパターンが出来上がった。
比嘉プロはオリ。
このまま上家下家の二人テンパイでもトップ維持できる。
ここは流局に賭ける。

そこに意外なる伏兵が現れた。
対面、比嘉プロともコラボしたこともあるこっぱみじんこさんである。

ドラ、6p、5pと切り出していく。
比嘉プロも気付く。
これは、差し込みである。

比嘉プロにトップを取らせない。
これはスラム街リスナーの総意である。

こっぱみじんこさんも配信者である。
配信の空気は分かっている。
牧野プロに刺さらず、それでいて差し込める牌を探している。

比嘉プロvs牧野プロ&リスナーの1対3。
この勝負の行方は!?

流局間際に差し込みが間に合い、リスナーチームの勝利。
これで比嘉プロ0勝、牧野プロ1勝、リスナー4勝。

六戦目

東2局。
牧野プロの早いリーチと、上家の仕掛けに悶絶する比嘉プロ。

必死に喰らいつく。
なぜなら、6戦で今までノートップ。
ここでトップを取らなければ罰ゲーム確定。
点棒も、配信でも、完全にラス目なのだ。
実質6mでしかアガれないが、なんとかテンパイ。

ツモの声は…牧野プロ!

無慈悲なる8000オール。

ラス親なしの比嘉プロは絶望的な点差に。

一本場。
加点をしなけらば話にならない比嘉プロは258sのリーチ。

一発で掴んだ中に無慈悲なロンの声。

中ドラドラ赤で、残り点棒は200点に。
「まだ分からない…諦めてないからな…?」との比嘉プロの声が虚しく響く。

結果は牧野プロの蹂躙。
これで比嘉プロ0勝、牧野プロ2勝、リスナー4勝。

圧倒的…!
圧倒的敗北…!

これにて、比嘉プロの天鳳特南30本耐久配信が確定した。

あとがき

こうして見直してみると、リスナーの雀力の高さ、牧野プロの的確な読み、比嘉プロの掴み芸といった、三者の個性が良く出たいいコラボ配信になったのではないだろうか。
生配信、とりわけ麻雀プロとの配信では、リスナーの雀力の差やマナーが問われる。
今回はリスナーもよく打ち、回線切りするようなマナーの悪い人もいなく、ルールも相まって引き締まったイベントになったのではないだろうか。

比嘉さん、特南30本、お願いしますよ(ニッコリ

比嘉秀仁の超えていけチャンネル

牧野伸彦・まっきーの麻雀Ch.


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