アラディア【創作サーヴァント設定名鑑】
キャスター ☆☆☆☆☆
○ステータス
・カード構成 A×2、Q×2、B×1
最大HP値:12208
最大ATK値:11816
・スキル
『防衛魔術』A+ 〔CT:8〕
敵全体に空振り状態(効果中、付与された敵の攻撃が味方に当たらなくなる状態)を付与(1ターン)&自身に毎ターンスター獲得状態を付与[Lv.~](3ターン)
『女神の福音』EX 〔CT:10〕
敵全体に与ダメージを減らす状態を付与[Lv.~](3ターン)&防御力をダウン[Lv.~](3ターン)&自身を除く味方全体のNPを増やす[Lv.~]
『原初の魔女』A++ 〔CT:7〕
味方全体の弱体付与成功率をアップ[Lv.~](3ターン)&強化成功率をアップ[Lv.~](3ターン)&自身を除く味方全体の〔魔女〕特性のNPを増やす
・クラススキル
『陣地作成』D
自身のArtsカード性能を少しアップ
『女神の神核』C+
自身に与ダメージプラス状態を付与&弱体耐性をアップ
『道具作成』A+
自身の弱体付与成功率をアップ
『魔女霊核』EX
自身のNP弱体耐性をアップ&強化付与成功率をアップ&通常攻撃時に低確率で弱体耐性をダウン(3ターン)させる効果が発生する状態を付与
・宝具
【億人を救いし、舞い降りた魔女神】A++
ウィッチ・ゴッデス・サルベイション。
Arts・対抑圧宝具。
敵全体の強化付与成功率をダウン[Lv.~](3ターン)+チャージ増加不能状態を付与(1ターン)+防御力をダウン(3ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉+味方全体のNP獲得量を大アップ(3ターン)+自身に毎ターンスター獲得状態を付与(5ターン)
○プロフィール
この地球上に出現した最初の魔女たる女神。全ての人間を救うという神々の意向の下、キリスト教徒に迫害された異教の貧民達を救うべく地上に舞い降り、闇の女神ディアナを崇拝することでクリスチャンに対抗するための妖術の行使と、その研究方法を教わる術を授けた。これが現代に伝わる『ウィッチクラフト』と呼ばれる魔女宗教の源流であり、かつては中世までの黒ミサやサバトなどへ発展した。
アラディアの母である女神ディアナは、ギリシャ神話においてアルテミスという名で呼ばれる。
・パラメーター
筋力:E- 耐久:E+
敏捷:D 魔力:A++
幸運:C+ 宝具:EX
絆1
身長/体重:153cm・58kg。
出典:『アラディア、あるいは魔女の福音』
地域:イタリア?
属性:混沌・善 (隠し属性は天)
性別:女性
あどけなくともやはり女神。幼い体躯に凶悪な貯魔力槽(タンク)。
絆2
今回、召喚者側が人理守護を目的としていることで他の神霊よりも比較的容易に自らの霊格を引き落としサーヴァントとして現界することに成功している彼女は、『原初の魔女』としてのその在り様ゆえか、マスターの時代における一般的な魔女のイメージといったものに性質がかなり引っ張られてしまっている。
具体的には、例えばサバト信仰の時代において契約した悪魔とある事を交わすことで特別な悪魔の魔力を供給していた魔女の行い……即ち『供給源』と情事を交わすことを強く求めており常時理性が薄れたような状態にある。
あーッいけません女神様。
絆3
『億人を救いし、舞い降りた魔女神』
ランク:A++ 種別:対抑圧宝具
ウィッチ・ゴッデス・サルベイション。
アラディアの手によって成し遂げられた『魔女の女神による救いの奇蹟』の再現であり、その全容は彼女の手によっての『救済』対象への魔術的肉体改造を施すものである。効果対象を自分の魔術を行使するに相応しい身体にいとも容易く作り変えてしまうというもので、異教徒(ペイガン)と呼ばれた人々が実際にこの施しを受けたのち、彼女と同じ魔女魔術の素養を身につけ、思い思いに研究を進め……後世の魔女達の根幹となった独自の宗教やサバト文化が確立された、とされている。
絆4
○防衛魔術:A+
アラディアが最も得意とした、救済対象を庇護しその身を守るための魔術……とはよく言ったもので、実際のそれは複数の敵対対象へ凶悪な弱体化の呪いを付与するものであり、古い英霊のサーヴァントであっても対魔力スキルのランクがBでようやく耐えうるかどうかの超強力な部類に入る。
○原初の魔女:A++
『原初の魔女』たる彼女をそうたらしめる、例に漏れず非常に強力な弱体化魔術であり「呪術」「カリスマ」「高速神言」など複数のスキルの複合体。敵対対象の対魔力ランクを下げて他の妨害魔術を通りやすくするほか、効果対象がアラディアの系譜を受け継ぐ魔術の使い手である、本人の言うところの『特に愛おしき我が子』たる魔女英霊のサーヴァントに対してはより強力な魔力ブーストとしても作用し、その魔術使いとしての能力を120%以上発揮させられるようにするという、もはや異次元のレベルに達した強化スキルとして猛威を振るう。
スキル『魔女の律動』や自動スキル『魔女霊核』をもつサーヴァントは、例外なく彼女が救った子等の子孫であるも同義。
本作においては、その系譜を継ぐ魔術を振るう者でなくとも彼女が『魔女らしい』と個人的に気に入っているサーヴァントにも一部効果が作用する。
絆5
今回の現界において、アラディアは普遍的な魔女のイメージと当人の性格に内包された女神としての有り余る母性・庇護欲がない交ぜになった結果何においてもとにかく反秩序的で奔放な性格になっており、マスターに対しても『護るべき我が子』と見て揶揄い混じりに構ってくる。半ば本能に近いレベルで、カルデア内に居るあらゆる〈人〉の英霊達に対してまでも、その豊かな胸の中に渦巻く愛おしさいっぱいに世話を焼こうとするその反面、本作のアラディアは意外に嫉妬深い性格のようでもあり……。
本来トップレベルに可愛くて仕方ない筈の、自身の眷属である魔女のサーヴァント達をマスターが従えていると知るや、彼女達に対してはやや刺のある振舞いを見せてしまい、半ば無自覚にマスターを自分の方に振り向かせていようと、わざと困らせようとするような言動が飛び出す。受け取りようによっては、いつも通りに見えるそのへらへらとした揶揄いの言葉が、少しばかり拗ねているようにもとれるかも知れない。
そのことを本人は知ってか知らずか——口数の多い彼女がただ黙ってマスターの背中をじっと見つめている時の表情は、決して当人に見せることはないだろう。
彼女がマスターにしてもらいたいこと。マスターと本当にしたいこと。その本音だけはきっと伝えられることは永劫なく、ずっと彼女の胸の奥に仕舞われたまま……。
◎『救星魔女衆會 ディアニス』をクリアで解放
見た目は童顔トランジスタグラマー女神、性質は大衆的強大魔女、喋れば退廃的スケベ残念美女。どうしてこうなった。
ただ……彼女を作った創作者達にどのような意図があったとしても、例え架空の女神であったとしても……曲がりなりにも紛うことなき『女神』として貧者の側に立ち、全霊を注いで多くの人間を救う使命をもつものとして人より生み出されたためか、彼女は他の神霊よりも価値観や感性が人のそれにとても近しく、マスターが望めば心から近しい関係として快く付き合ってくれるだろう。
母親譲りの恋愛脳(スイーツ)具合が垣間見えるが、彼女のそれはより少女性の強い性格と今回の現界による性質のせいで愛欲に蕩けており、言うなれば甘ったるくドロドロなカラメルと言い表した方が的確かも知れない。それは上位存在であるが故の価値観の齟齬を生み取り返しのつかぬ事態を招く危険性も出てくるため、マスターがしっかり手綱を握っておくべきであろう。彼女が歩む先を見失い、はぐれてしまうことのないように。
○ボイス
(CV:松浦チエ)
召喚「キャスター・女神アラディア。ここに顕現した。お前さまがマスターかや?なかなかにヘソ下にクる面構えよな。1発よろしく頼むぜ?」
開始1「では行くか。我が母ディアナの名の下に!」
開始2「救うべき子等の為に……!」
スキル1「そこを、こうよ。さてどうか」
スキル2「させねえよ。念のためな」
スキル3「原初の魔女神、侮るなかれ?」
カード1「請け負うたさ」
カード2「参ろうか」
カード3「ほれ、もっと俺様を頼らんか」
宝具カード1「うんむ。それでいい。万物衆生は我が庇護の下よ!」
宝具カード2(絆5以上で解放)「下腹と心の臓が踊り狂うのだ!その頼る声こそ我が至上!」
アタック1「はァ!」
アタック2「蟻の穴で充分だとも」
アタック3「こうか」
EXアタック「俺様は今、ひどく気分が良くてな!」
宝具「全ての家なき子等に我が福音を届けん……これぞ原初の魔女魔術。圧を憎み、貧しきを救く。歴史に我が伝授がどう転べど、子等を救う天の術に他なし。ウィッチ・ゴッデス・サルベイション」
ダメージ1「うう、これはッ……!!」
ダメージ2「痛いぞ」
戦闘不能1「まだぞ……より多くの子等を…福音…を…」
戦闘不能2「すまん……マスター…不甲斐、なくて……」
勝利1「終わったな。帰ってしっぽり……こほん、ゆったりさせてもらうとしよう」
勝利2「漸くか。すっかり股が…否。肩だ。肩を言い間違うた」
霊基再臨1「ふぅ。あの仮面の鼻の意匠はな、老婆の鷲鼻と鴉の嘴を掛けておるのよ。なかなか小洒落ておろう?」
霊基再臨2「ぅぉー……重たい。胸が。マスタぁー、ちょっち支えてはくれんかや?ほぅれ、やーらかいぞぉー」
霊基再臨3「おかげでなかなかに動き易うなったぞ。まぁ俺様の場合移動するのはいつもこの杖でなんだがな、ハハハ」
霊基再臨4「ヒヒヒ、ハハ、アッハハハハハハハ!!どうよマスタァ!これぞ我が最大出力、最後の拘束具が解き放たれたのだ!弱体化、魔術妨害、成長阻害に能力封印何でもござれよ!魔術での嫌がらせならば遠慮なく申しつけるがええぞ!」
会話1「なんだマスター。そんなに野外でが良いのか。ん?違うのか」
会話2「サーヴァント、とは斯くも居心地よいものなのだなァ。どことなく興奮する。響きがな?」
会話3「魔力を与える者と注がれる者。その面では差して変わらんだろうて。さぁ分かったなら俺様を抱け。思いっきりイカれた趣向で頼もうかや?」
会話4「よもや母様がおわすとはな。……といっても、顔を突き合わせども向こうに覚えなど無かろうがな。あ?何でか、だと?あー……本など読んでみろ。ここぐらいなら置いてあるんではないのか?」
(オリオン所属時)
会話5「ほう?他の魔女もおるのか。大半が反英雄であろうに、苦労しているのだなァ?ならばこの俺様がおるからしてもっと苦労をかけてやろうかえ。クヒヒハハ、困れ困れ!この俺様のことで日がな駆けずり回りよるがええさ!」
(他のクラススキル『魔女霊核』持ちサーヴァント所属時)
会話6「はン、お主が竜の魔女かや。ええ眼をしておるな。そうヒネた顔をすんでない。最大級の賛辞よ。魔女たる者、斯くも捻じくれた眼をしておらねばな。それに俺様はな、魔女云々とはまた別の部分でもお主に親近感が湧いておるのよ…うははッ、その面。お主が俺様を嫌うだろうことは一目見た時から思うておったさ」
(ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕所属時)
会話7「コルキスの魔女か?勿論会うて話したとも。といえど、何やら豪く熱の入った様子で趣味の話を一方的に語られとっただけだがな。…人を大きく変えるのは何も信仰に限った話ではないのだな、と思い知らされたぜ」
(メディア所属時)
会話8「あまり俺様に腕っぷしを期待してくれるなや?パラメーターを見りゃ分かろうが、腕相撲であらばあの千夜一夜の生きたがりにも引き倒されるだろうて。ところであの女が語り遺した物語の中にも面白い魔女が登場しておってな?まぁ折角読み聞かせに長けた原作者が来とるのだから、どうせなら詳しくは今宵にでも本人の口から語ってもらうが良かろ?」
(不夜城のキャスター所属、真名判明時)
会話9「……お主らと語ることなど無い。そう言うた筈であるがな、聖人とやら様方?我が愛する子等が辿った歴史をお主らが知らぬ筈はないし、俺様の方も今更蒸し返す気はない。筋違いであるからな。……ええいよさんか、人の子共よ!構うてくれるなと言うておろうが!」
(聖人系サーヴァント所属時)
会話10「はっ、かの悪名高き魔女狩り将軍様もおるようだな?あのいやに大仰な立ち振る舞いも充分滑稽であるがな、あれの特に傑作なのは、その立派な異名に反して……彼奴は生涯終ぞ『本物』の魔女を拝むこと叶わなんだ点よな。いやあ愉快愉快……」
(マシュー・ホプキンス所属時)
絆1「さてマスター。今日こそ手篭めにしてもらおうか。態度がよく分からん?うむ、俺様も自分で言っててそう思った」
絆2「そう身構えるな。そんなに警戒されては涙が出るぞ、股下から。……冗談だ、だから可哀想な者を見るかのような目で見るな」
絆3「マぁぁスター、この脳味噌乱交状態の女神崩れにも構うちゃくれんのかァー?寂しいぞォー、寂しゅうてその辺に呪いとかかけるかも知れんぞぉーい…いひひひ」
絆4「……マスター、これだけサーヴァントがおるのであれば、存在の差の垣根を超え密かに懸想している相手の一騎や二騎おるのではないか?ほう?ほうほう。そうかァ」
絆5「ようマスター。愛してるぜ。いつも聞かされてるだ?ハッ、だろうな。なら言い方を変えようか。今日も愛してる。…今度は意味が分からんって?クふ、だろうな。ははははは。いいのさ。お前さまはそのままで、な?」
好きなもの「大好きなもの?お前さまだぜマスター。あとは性質上、背徳的なもの冒涜的なものに趣を感じるようになってしもうたなァ」
嫌いなもの「俺様とて憎むものはあるともさ。迫害、圧制、宗教の違いによる貧富の差。その間隙を埋めるべく、天より遣わされた故当然だな」
聖杯について「聖杯だと?話にもならん。目的は救済なれど、手段の選択を見誤ってはいかんということだ」
イベント開催中「催し事というのは何かと盛りがつくものよな。そこでどうだマスター、折を見て今度こそ二人きりで…」
レベルアップ「応とも。余さず俺様の糧としてやろうて」
誕生日「誕生日とはめでたいでないかマスター。ここで福音もとい、この俺様こそがスペシャルなプレゼントというのはどうか?ええい遠慮すんでないこの女神っ誑しめこのこの」
○保有するサーヴァント特性
〔サーヴァント〕〔人型〕〔神性〕〔女性〕〔魔女〕〔個人創作物出身サーヴァント〕
○備考
・「空振り状態」
第1スキル『防衛魔術:A+』の効果「空振り状態」は敵に付与するバッドステータスに分類され、付与された者の効果発動中は〔空振り〕というエフェクト表示と共に対象エネミーへの宝具攻撃および通常攻撃が無効化される。
無敵状態や回避状態と異なり「無敵貫通状態」や「強化解除」で無効化されることがないのが最大の強みだが、反面「必中状態」や「弱体解除」を使われると無効化される、また相手へ付与するデバフなので弱体耐性を上げられたり、弱体無効状態を張られると弾かれる可能性があるという3つのデメリットを有する。
・スキル倍率
『防衛魔術:A+』
空振り状態の付与成功率は100%。
毎ターンスター獲得の個数はスキルレベル1時点で5個、1→2で6個に増えるがそこからは2レベル上げていくごとに1個増えていく形式になり、スキルレベル10で毎ターン10個獲得となる。
『女神の福音:EX』
敵全体へ付与する与ダメージ減少はスキルレベル1時点で実数値500、そこから1レベルごとに100ずつ増えていき、9→10で200増えて最大実数値1500カットとなる。
防御ダウンはスキルレベル1時点で20%、1レベルごとに1%増えていき9→10で2%増えて最大30%。
自身を除く味方全体へのNP増加はレベルごとの増加形式でスキルレベル1時点で10%、1レベルごとに2%増えていき9→10で4%増えて最大30%。☆5ゆえの召喚確率の低さや同理由でのスキルレベル育成においての高コストを強いられるものの、本スキルをレベル10にすれば全サーヴァント中スキルでの即時的な、自身を除いた味方2騎へのNP30%増加が可能な唯一のサーヴァントとなる。
『原初の魔女:A++』
史上初となる味方全体への強化成功率アップと弱体付与成功率アップをばらまくスキル。
これらの倍率は2種ともスキルレベル1時点で20%、1レベルごとに2%上昇していき9→10で4%増えて最大40%アップとなる。
また、自身を除く味方全体の〔魔女〕特性サーヴァントへのNP増加はどのレベルでも固定値で20%。
第2スキル『女神の福音:EX』と組み合わせれば〔魔女〕特性持ちの味方に対しては、なんと最大2騎の味方サーヴァントのNPを50%増やすことができるスキルとなるが、後述の絆礼装【『魔女の福音』】をアラディアにセットして出撃すると、彼女がフィールド上に出てきている限り味方全体へ常時〔魔女〕特性を付与した状態となる。
つまり、彼女の絆レベルを10にまで到達させたことで入手できるこの礼装をセットして出撃すれば、『〔魔女〕特性の有無に関係なく全種類の』味方サーヴァント2騎のNPを彼女だけで50%増やすことができる破格のスキルとなる。
・宝具倍率
・〔魔女〕特性をもつ他サーヴァントの一覧
〈剣〉
☆2
ベファーナ
〈弓〉
☆4
クロエ・フォン・アインツベルン
〈槍〉
☆4
ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ
☆5
スカサハ
〈騎〉
☆5
ウィッチ・エ・デン・リレ・ハゥフゥ
〈術〉
☆3
クー・フーリン
ビディ・アーリー
メディア
☆4
エリザベート・バートリー〔ハロウィン〕
メディア〔リリィ〕
オケアノスのキャスター
ディアニス・キャスター
☆5
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
〈殺〉
☆4
スカサハ
ラ・ヴォワザン
カーミラ
〈狂〉
☆2
マシュー・ホプキンス
☆5
イザベル・ガウディ
〈裁〉
☆4
アラディア
〈讐〉
☆5
ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
〈月〉
☆4
アラディア〔オルタ〕
○絆礼装
☆☆☆☆【『魔女の福音』】
Lv.80/80
HP:100/100
ATK:100/100
効果:アラディア(キャスター)装備時のみ、自身がフィールドにいる間、自身に毎ターンNP5%獲得状態を付与&自身を除く味方全体に〔魔女〕特性を付与
解説:
「お前さまに是非読んでほしい本がある。そして知ってほしい、俺様のことを。その真の存在理由を」
……著者の名は、チャールズ・ゴッドフリー・リーランド。
表紙にそう書かれた一冊の本を、最も愛する子が言われるままに手に取ったその時の、原初の魔女・女神アラディアがどんな面持ちでそれを見ていたか。目の前にいたマスターが知る術は無かった。
魔女の歴史。キリスト教との関係。宗教改革。……魔女狩り、魔女裁判。
『魔女』と認定された者達が辿った運命。時代と共に廃れた魔女裁判。
『……結局のところ、魔女と断じられ裁かれていった人間達は一体何者だったのか?』
後世の者が抱いたその疑問と共に、イタリアに居たというとある魔女への取材が行われ、著されたのがこの本。
『アラディア、あるいは魔女の福音』。
ついにマスターは知る機会を得た。
異教の女神アラディアは、それまでに断罪された魔女達の犠牲の果てに、後世の人間から生み出された、『作られた』女神だったということを。
だからこそ彼女は奮い立つのだ。
だからこそ彼女は闇女神ディアナの御名を掲げ、子等への救済を謳うのだ。
女神アラディアが前へ進み続けなければ、
女神アラディアが世に救いを謳っていかねば、それまでに死んで行った魔女達の御霊は誰が次の世へ導いてやるのだ。
十字の下に『悪』と断じられ怯え続ける者達のその手を、誰が取ってやるというのだ。
ならば俺様が救うてやろう。俺様がその異教の者達を導く女神だというならば、その記述の通りに全ての弱きを導いてやろう!
本人自身にその自覚は無いが、かの女神は常世への『復讐』と『救済』を、弱者に力を与え救うことで同時に成さんとしている。
それを間近で見、這いつくばる手を我武者羅に引き上げようとする彼女と真に手を取り合って歩んでゆけるのは、たった一人の人間しかいないということを、努々覚えておかねばならないだろう—。
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