知っておくべき!4種のブーケの特徴を解説
新婦を華やかに彩る名脇役といえば、ウェディングブーケ。ブーケの種類は、生花だけではないことをご存知ですか?
最近ではブーケの素材が多様化し、よりイメージにピッタリのブーケが作れるようになりました。この記事では、4つのブーケの特徴をまとめています。
ブーケにはどんな種類があるの?ブーケの素材によって何が変わるの?と悩んでいる方も、ぜひ参考にしてください。
生花の特徴
生花のブーケは、新鮮なみずみずしさとハリが魅力で、一番選ばれている種類です。花びらの質感や儚い美しさは、他の種類のブーケとは比べ物になりません。また、使える花の種類が豊富なのも大きな特徴です。
新郎新婦の思い出の花を使いたい!ドレスの雰囲気に合わせて珍しい花を使いたい!といったときにも対応がしやすいです。会場の装飾や装花とも合わせやすく、旬の生花を使うことで季節感も演出できます。
デメリットとしては、途中でしおれたり花びらが散ったりすることが挙げられます。また当日まで実物を確認できないので、事前にしっかりとイメージや要望を伝えなくてはなりません。
費用は、使用する花によってかなり前後します。例えば1年中供給量の多いカーネーションやガーベラ、トルコキキョウは比較的安価です。また、旬を過ぎると高値で取引されるので、ブーケの金額を抑えたい方は、旬の品種を使うのがおすすめ。
生花のブーケは、前撮り用、挙式用、お色直し用と複数用意する方が多く、総合的にみるとやや費用がかかります。挙式当日は生花、前撮りは別の種類のブーケにするという方法もあります。
アーティフィシャルフラワーの特徴
アーティフィシャルフラワーを使ったブーケは海外ではとても人気で、徐々に日本でも取り入れる方が増えています。
最大のメリットは、自由なデザインができるということ。花びらや葉の形が安定しているので、ブーケで何かの形を作ったり、多少無理な角度にしてもきれいなフォルムが作れます。
何度でもアレンジし直せるので、前撮りで使ったブーケを、形を変えて当日使うということも可能です。オアシスが必要な生花と比べるとかなり軽量化されるので、大きいブーケにしたいと考えている方にもおすすめです。
しかし、アーティフィシャルフラワーは質の差が大きいので、安価な値段のネット通販で購入すると「安っぽくて使えなかった」というトラブルもあります。実際にお店に出向いて信頼できるショップを探し、失敗がないようにするのがおすすめです。
費用の相場は、20,000~30,000円とブーケの中でも一番安価に作れます。
プリザーブドフラワーの特徴
プリザーブドフラワーは、生花から特殊な方法で色素や水分を抜き取り、再度着色し作られます。特別な塗料を使って色付けをするため、レインボーカラーやグラデーション、スカイブルーなど、自然界にはない特別な色味の花を作れるのが魅力です。
ドレスやタキシードと合わせて絶妙な色のブーケを作ることができます。正しい保管方法で保存すれば5年ほどは美しく保たれるので、インテリアとして残せるのもメリットです。
ただ、プリザーブドフラワーにできる花の種類は限られています。花びらが薄く散りやすい品種は、プリザーブドフラワーにするのは難しいです。
費用の相場は、40,000〜50,000円と高額です。生花を使って作るため、急に季節外の花のプリザーブドフラワーは準備できません。希望の花がある場合は、その花が手に入るうちに注文しておきましょう。
ドライフラワーの特徴
ここ数年で、ドライフラワーのブーケの人気がかなり高まっています。現在のトレンドである繊細なレースを使ったドレスに、くすみ色のドライフラワーは、持つだけでおしゃれでアンニュイな雰囲気になります。
ドライフラワーのブーケは、花だけでなく葉や枝をふんだんに使えるのも特徴です。そうすることで、さらにシックで大人っぽい印象になるでしょう。可愛らしいテイストを加えたいなら、色のついたドライフルーツをプラスするのもおすすめです。
ヘアスタイルはナチュラルでルーズなアレンジにし、ヘッドドレスにもドライフラワーをあしらい、雰囲気を統一させたりもできます。会場の装飾にもドライフラワーを使い、ナチュラルでシックな空間づくりをしてみてください。
費用の相場は、40,000〜50,000円ほどになります。ドライフラワーのブーケを作る方は、トレンドやおしゃれに敏感な方が多く、お色直し用のブーケやヘッドドレスを合わせて作ることで、それ以上の金額がかかることも珍しくありません。
最近は人気が高まっているのもあって、他の種類と比べても高額になる傾向があります。
イメージに合うブーケを
同じ花のブーケを作っても、素材の種類によって全く違う雰囲気になります。花の種類や形、大きさに加えて素材まで考えるのは大変ですが、ウェディングブーケは、挙式の間ずっとそばにいる大切なアイテムです。イメージにぴったりと合うブーケ選びを楽しんでくださいね。
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