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ポートレイトワークショップだと上手く撮れるのに〜!という本当の理由

私のポートレイトワークショップに参加していただいた方から、「ワークショップだとすごく綺麗に上手に撮れるのに、1人でポートレイトを撮るとなかなか上手くいかないんですよねえ」という声を聞くことが多々あります。
では、なぜワークショップでは上手く撮れて、1人だと上手く撮れないのでしょうか。
それには大きく二つの理由があると思っています。
その理由についてこれからお話します。
その理由が分かれば、1人で撮るときにもきっと上手くいくはずです。

まず、いわゆるリクエスト撮影(または一対一の撮影会)と、ポートレイトワークショップの違いについて考えてみたいと思います。
ここではカコミ形式の大人数でのパターンは除外します。
理由はカコミ形式の大人数撮影では、撮影者の意図は反映しにくいからです。

リクエスト撮影というものはモデルさんと撮影者の2人で行動するものです。待ち合わせ場所から撮影終了まで、一般的には二人きりということになります。「初めまして」のパターンもあれば、「ご無沙汰です」というパターンもあるでしょう。
どちらにせよ、お友達や恋人ではないわけですので、ある程度の距離感(気持ちの上での距離感です)があると思います。緊張感、または警戒感と言ってもいいかもしれません。
この距離感から撮影がスタートするわけです。
つまり、お互いが緊張している状態から撮影が始まり、1時間とか2時間とかの決められた時間の中で、モデルさんにリラックスしてもらい、さらにそこから撮影者の撮りたい表情やポーズを思い通りにしてもらうことが必要になります。
待ち合わせから10分〜15分でこの状態に持っていければ1時間の撮影でもずいぶんと良い写真が撮れるでしょう。ただ、ここに30分も40分も経ってしまうと、わずかな残り時間で勝負しなくてはいけなくなります。

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