モデルさんが考えていることを想像してみる
ポートレイト写真ではモデルとなる人が必要です。
家族や友達を撮る人もいますが、このnoteを読んでいる人は、「ポートレイト=モデル撮影」という認識が多いのではと思います。
そこで、今回は被写体をモデルさんに限定してお話します。
また、大勢の人がモデルを取り囲んで撮る、いわゆる囲み撮影も除外したいと思います。
つまり、一対一の撮影でのお話です。
一対一の撮影にもいろいろありますね。
撮影会という一連の中で、1時間なりの時間を買って、一対一で撮影するスタイル。
モデルさんと日時、場所を決めて撮るリクエスト撮影(個撮ともいいますね)。
撮影会の場合には、撮影場所や衣装の自由度は低いです。
リクエスト撮影の場合は、場所や衣装も事前のやり取りである程度は自由に決められます。
さて、ここから本題。
この一対一の撮影において、モデルさんが考えていることを想像したいと思います。
想像といっても、私が長年モデルさんを撮ってきて、その中で話した内容に基づいてい書いています。
モデルさんは基本的には撮影者が満足する写真となるように努力したいと思っています。
ただ、初めての撮影者だとどんな写真が撮れたら満足するのかが分からないわけです。
実はここがとても重要。
例えば、「可愛く撮りたい」「カッコよく撮りたい」と言っても、その可愛い、カッコいいの基準は人それぞれです。
ですので、モデルさんは満足してもらえる写真を撮ってもらいたいと思いながらも、どんな写真に満足するのかを手探りで知ろうとするわけです。
つまり「どう振る舞えば一番満足してもらえるのだろう」考えているわけです。
撮影者がSNSなどにモデル写真をいっぱいアップしていれば、「あ、この人はこういう写真が撮りたいのね」とモデルさんも分かったりします。
それを参考に「じゃ、こういう感じのポーズ、表情をすればいいのかな?」と考えたりします。
でも、SNSにアップされている写真たちとモデルさん自身が持つ自己イメージとがマッチしていないとこれもまたモデルさんは困っちゃうわけです。
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