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【詩】背中

透明が滲み出す強がりの中
佇む背中が一人だった
 
触れようとした心のほころびは
まだ遠く 

真綿で包むまで

涙は誰かがいれば
冷たいだけじゃないことを

夜は誰かがいれば
寒いだけじゃないことを
 
そっとランプに灯して






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