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Hana Tutumiのしごととくらし No.7

こんにちは。Hana Tutumiの前田です。

ここ2、3日は、会津地方も少し寒さが緩くなり過ごしやすかったのですが、明日からまた寒さが厳しくなるようです。
たくさんの草花が芽吹き、暖かな春はまだまだ遠いですが、今の季節ならではの草花を見つめ、愉しみたいと思います。

今回のテーマは、「Hana Tutumiの仕事場」です。
どのような場所から皆さんに草花をお届けしているのか、少しだけ紹介させていただきます。

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現在、私たちは福島県の喜多方市にあるオーナーの栗城の自宅で、全国の生産者さんから草花を仕入れたり、自分たちで採取した草花を乾かし、包み、皆さんにお届けしています。

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数年後に喜多方市の古民家を改修し、そこを新たな活動拠点とする計画があり、現在はそれまでの仮住まいとして戸建で生活をしています。
冬の会津地方はとても寒いので、この時期は大きな石油ストーブを3台も稼働しています。

この古民家については、また改めてお話しさせていただきますが、立派な母屋とお庭、蔵のある古民家です。

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古民家の改修は、普通の住宅を建築するよりもはるかに手間と時間がかかります。建設当時の技術やその空間を読み解き、現代の私たちの生活とどのように融合させていくか、慎重に進めていく必要があります。
建物の改修をスタートさせるまでの年月のほうが、改修工事期間よりもはるかに長くなります。私にとっても古民家の大規模な改修設計は初めての経験となりますが、ひとつひとつ学びながら進めていきたいと思います。

現在は、その古民家にあるお庭を私たちの手で少しずつ再生しているところです。冬の間は雪に覆われていてお庭での活動ができないのですが、春からお庭の様子をお伝えしていければと思っています。

さて、現在の仕事場についてですが、ガレージを作業場として整え、草花を捌き、乾かしています。

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水揚げした草花それぞれに合ったタイミングで吊るし、乾き具合を注意深く観察しながらかわきばな®をつくっています。

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単純に吊るして乾かすだけでなく、草花によってはざるなどの空気がうまく循環するものの上に広げたり、一度下ろしてから完全に乾かしたり、気候によって乾かすタイミングを変えたりと、今までのノウハウを駆使して、日々研究を重ねながらかわきばな®をつくっています。

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皆さんに直接お会いすることが難しい今、少しでも皆さんが愉しめるような草花を送ることができるよう、これからも日々草花研究を重ねてまいりたいと思います。


今日のお話はここまでです。
また次回、Hana Tutumiの活動やオーナーの栗城の話をお伝えいたします。

筆者プロフィール
前田彩
Hana Tutumiオーナー・栗城の長女。
2013年3月、武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。
2015年3月、武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻建築コース修了。
大学院修了後、ドイツに半年間滞在。
帰国後、都内設計事務所に勤務。
設計事務所を退職、オーストリア・ウィーンに1年間滞在。
2020年、Hana Tutumiの一員として活動開始。

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