自分の育った環境に正しく絶望し、これからの私を創っていこう。
「私は、子どもの頃からずっと『世界一幸せ』と思って生きてきました。私も我が子にそんな風に思ってもらえる家庭を築きたいです。お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとう」
私は、12年前の結婚式で涙ながらに両親にこう伝えた。この手紙を読んだ後、会場は拍手喝采。素敵な結婚式の締めくくりになった。
しかしこの数年後、私は自分と自分の育った家庭に絶望することになる。
それは、三姉妹の長女として「何不自由なく幸せに」育った私の人生と向き合う日々の始まりだった。
結婚して3年