食材メモ:その4 ピーマン
夏野菜の代表ですが、通年市場に出回る人気野菜・ピーマン。
小さいお子さんは嫌いなことが多いですが、どんな料理にも使いやすいので重宝している家庭も多いのではないでしょうか。
特に夏場のピーマンは、表面がツヤツヤしていてキレイですよね。
新鮮なものは切ったときにほんのり甘い香りがして、料理をしていてとっても癒やされます。
最近、ピーマンの肉詰めを作ったので、わたしのピーマン愛が溢れてしまいました・・・。
そんなピーマンですが、
1.カゼ予防に効果バツグンで、
2.免疫力アップもでき、
3.目の疲れを癒やす効果もある、
とてもスゴい野菜でした!
さらに、子どもがピーマンを嫌いな理由であろう「苦味」。
そのピーマンの苦味には、意外な栄養がありました!
これから詳しくご説明していきましょう。
1.カゼ予防
ピーマンにはビタミンCがたっぷり含まれています。
その量は、レモンの2倍でトマトの5倍とも言われています!
ビタミンCの栄養効果といえばカゼ予防!
さらにピーマンには抗酸化力が高いビタミンPが多く含まれています。
このビタミンPのはたらきにより、加熱すると壊れやすいビタミンCが守られ、火を通してもたくさんのビタミンCを摂ることができます。
またビタミンCには、肌のシミ・そばかすケアや美肌への効果もあるとされています。
カゼ予防と美肌対策が一気に叶うなんて、ピーマンはお得な野菜ですね。
2.免疫力アップ
ピーマンはβカロテンがたくさん含まれる野菜として有名です。
このβカロテンは、身体の中で免疫力を高めるビタミンAに変化。
さらに、のどや肺といった呼吸器系の器官を守るはたらきや、粘膜・皮膚を健康に保つ効果も期待できます。
3.目の疲れを癒やす
ビタミンAには、目の疲れを癒やす効果もあると言われています。
視力回復も期待できるというので、デスクワーカー必見の野菜と言えますね。
また、ビタミンAは髪の毛にとっても重要な栄養です。
ビタミンAが不足すると、髪がパサつくなどのダメージが現れると言います。
薄毛治療にも活用されるビタミンA。
髪のお悩みがある人は、ピーマンなどで積極的に取り入れていきましょう!
番外編.苦味成分には抗うつ作用が!
ピーマンの苦味の原因は、ポリフェノールの一種である「クエルシトリン」です。
このクエルシトリンとピーマンの匂いが混ざることで、あの独特な苦味が生み出されるとか。
子どもが嫌いなピーマンの苦味。
しかし、その苦味には抗うつ作用や高血圧を抑える効果が期待できます。
「良薬は口に苦し」といいますが、まさに苦いものには栄養があると言うことですね。
ここまで、ピーマンの栄養についてご紹介して参りました。
ピーマンは栄養たっぷり、今すぐにでも食べたくなる情報が満載でしたね。
しかし、もっと効率的にピーマンの栄養をとる方法がありました!
それは赤ピーマンを食べることです。
緑ピーマンが熟していくと、だんだん赤色に変わっていきます。
そうして完熟したものが赤ピーマンです。
赤ピーマンになると、緑ピーマンと比べビタミンCは2倍以上、カロテンは3倍近くにまでアップ!
けれども、赤ピーマンは緑ピーマンよりも腐りやすいというデメリットが。
買ってきたり収穫したりした場合は、すぐに食べることをおすすめします。
夏バテにもおすすめのピーマンは、これから暑くなるこの時期にこそ食べたい野菜でした。
(ピーマンの画像はHiCさんによる写真ACからの写真)
(赤ピーマンの画像は一ノ条さんによる写真ACからの写真)
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