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子育てしながら「ごめんなさい」を考える

もうすぐ4歳になる息子が難しい。

何が難しいって、賢くなってきたがゆえに伝えなきゃいけないことが増えたり、親自身がそれをどうやって伝えるかを考えなきゃならなくなってきたことがとっても難しい。


今日は「ごめんなさい」について


先日Twitterでさざなみさんの漫画をよんだ



これは…難しい…どう伝えたらいいのか。

というか、我が家の長男年少くんは、最近うすうす「ごめんなさい」といえば許してもらえると思っているんじゃないか、という疑惑が私の中で存在してる。

旦那に相談すると、「彼なりにわかっていると思うんだけどなぁ…」とのこと。

そんな課題を残しつつ、今日、長男君が私に絵本を投げつけてきた。本の角が私に当たる。痛い。

きっかけは、楽しく家じゅう走り回っている彼に「お風呂はいりなさいよー」「おしっこいきなさいねー」「服脱ぎなさい」「ズボン脱ぎなさい!」「走るのやめなさい!!」「お風呂入りなさい!!!」と段階を経たコールをした後である。

思い通りにならないもどかしさ

わかってくれない悲しさ

言葉で表現できない苛立ち

いろんな感情があって、「投げる、あたる」という表現になるのだろうと推測はできるから、それはまぁそれでよしとする。


ただ問題は、行動に責任が伴うことがまだ3歳には難しいこと。そして、わたしは彼に「ごめんなさい」という言葉だけを言ってもらいたいわけじゃないこと。

「こら!なげちゃだめでしょ!痛かったよ!謝りなさい!」

では、私が伝えたいことが伝わらないきがするんだよなぁ


そして、どう伝えたら年少児に伝わるのかがわからない私と、伝えたことがしっかり伝わっているのかがわかりにくい年少児彼との「ごめんなさい」コミュニケーションの開始である。


絵本を投げた後すぐに

「おふろはいる。かっか(私のこと=はは=かか)なんかしらない!」

「痛いよ。かっか痛いよ。絵本投げていいの?」

「もうかっかとはお風呂入らないよ!しらない!」

「じゃあかっかは、0歳ちゃんに絵本投げようかな!」(てぃ先生でなんかみた

「だめだよ!!!」

「なんで?」

「…痛いから」

「かっかも痛いのに、あやまらないの?」

あぁ、絵本を投げられた相手は痛いってことわかってるんだなとここで確認。

ただ、この会話をしながらも、「ごめんなさい」の意味をどう伝えるかを考えるも、年少児に伝える方法が浮かばない…


私ももやもや、息子ももやもや。そこで一度旦那とバトンタッチ。


「かっか痛いって言ってるよ?ごめんなさいって言った?」

「…言ってない。…言ってくる」

「かっか…ごめんね」


文章にしてたら、この一連の流れだと彼自身の「ごめんなさい」はただ許しを請うだけの「ごめんなさい」じゃないのかもなぁ…


ただ、なんだかまだもやもやしている私。もう少し彼と会話をしてみる。


「かっかが痛いと長男くんうれしい?かなしい?」

「かなしいよ」

「かっかがうれしいと、長男くんうれしい?かなしい?」

「うれしいよ」

そうかぁ悲しいのかぁ。嬉しいのかぁ。

うーん。ただ、伝えたいのはこれよりもっと一歩先な気がするぞ。なんだなんだ。


「かっかが痛いって言ってた時に、長男くん、なでなでも大丈夫?も聞かなかったよ。お風呂入るって言ってた。」

「うん。ごめんね」


ここにきて私少し涙ぐむ。そうか、私は悲しかったのだ。息子が、怒られるのが嫌がために、痛いと言っている相手を置いて風呂に行く息子に対して悲しく感じていたんだな。と気が付く。


もやもやの正体はこれか!


「長男くん、かっかのこと嫌いになったのかと思って悲しかった。お風呂入るって言ってたから、嫌いになったのかと思った」

「…ごめんね。かっかのこと好きだよ。でもね、長男くん嫌なことされて怒っちゃったの」

息子…やりよる。謝りつつも、自分の感情整理までしている…

「かっかも、怒るようなことしてごめんね。でもね、痛いことをしてしまったら、怒られることを怖がらないで、相手の痛いところなでなでしてあげないと。大好きなことが伝わらないよ」

そして、なんとなく伝わった気がする


ゆるされるための「ごめん」じゃなくて、大好きだから仲直りしてお風呂に入ろうの「ごめん」

子育て難しいーーーーーーーーーーーこれが果たして伝え方として適切なのかどうかもわからん。

年少さんになって急激にコミュニケーションが可能になって、彼なりの人格も形成されているのがわかって、子育てという名の対人関係を日々交わしているなぁと思うけれども、これきっと、年少だから発生して困ってるわけじゃなくて、きっとずっと悩み続けることなんだろうなぁと最近覚悟しつつある。

そして、ちょっとしか出てきてないけど0歳児長女べらぼうにかわいい

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