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【仕事】PRで何を伝えるか~大人数~

こんにちは。鼻の穴さんかくです。
私は、入試広報という仕事で中学校の進路学習で学校紹介で呼ばれたことが何回かあります。今回の記事では私なりに学んだことを書いていきます。

中学校の進路学習での学校紹介は、3年生だけの場合もありますし、2,3年生というかなりの大人数の場合もありました。他にも、さまざまな高校が招待されていて、順番に紹介していきます。
私の学校はまだ知名度が低いのでいつも順番が最後でラッキーでした。
他の学校の紹介を見て、差別化をすることができました。
以下、私が工夫や意識していたことです。

【資料を配らない】
舞台に置かれた大きなプロジェクターを使って学校紹介を行うのですが、私は学校資料を配りませんでした。

・生徒の目線が資料(下)にいく
・うちの学校対象者が少ないこと

以上2点の理由から資料は配らず、まずは知ってもらうこと、聞いてもらうことをテーマに紹介を行いました。

【パワーポイントに情報を詰め込まない】
他の学校によく見られたのが、スライドに文字がビッシリ。後方に座っている生徒は絶対見えません。そして、それを長々と読み上げるのです。
紹介はポイントだけでいいと思います。
本当に興味がある生徒は自分で調べます。知らなかった生徒への情報発信ということを意識していれば、「全てを伝えよう」とは思いません。
一番伝えたい言葉を大きく、補足は口頭で。
せっかくのスライドなので動画や画像が多い方が◎
です。

【学費の話はしない】
中学生の生徒向けの学校紹介では学費の話はしません。
生徒にはまず「この学校で何ができるか、何がしたいか」を考えて情報を受け止めてほしいものです。
やりたいことが明確で、興味を持ってくれれば、自ら見学に来ます。その際、だいたい保護者様も同伴です。学費の案内はその場でいいと思います。何百人の前で学費の説明は割愛し、学校の魅力や特色を伝えるべきです。

【ワークシートを書く時間を作ってあげる】
私は、中学生にすぐに声をかけます。進路学習ではほとんどが、まとめのためのワークシートを用意されています。それを見せてもらって、まとめなきゃいけないものを把握して話します。
私が学校紹介で行っていたのは「メモチャンス」という時間です。知ってほしいところでスライドを止め、メモの時間を作ってあげます。
顔を上げて話を聞く、下を向いてメモを取る時間、のメリハリができます。
活動を入れることで中学生も飽きずに聞いてくれました。

【中学生向けの場合のポイント】
個別で見学に来てくれた生徒には、また紹介方法は変わりますが、大人数への学校紹介のスタンスは「知ってもらう」「興味を持ってもらう」ことだと思います。
それから、「私に合うかもしれない」「ここならやりたいことができる」と思ってもらって初めて生徒は行動に変わります。

【伝えるためには伝える対象を把握する】
今回は中学生向け、かつ、大人数の例で記事を書きました。
これが、保護者向け、教員向けになってくるとまた伝えるポイントが変わってきます。

◎中学生へのポイント→興味をひく・何ができる学校か
◎保護者様へのポイント→卒業後の進路・学費・充実できる学校生活か
◎教員向けのポイント→生徒の様子・卒業率・進路・学費・入試方法

簡単にまとめるとこんなにも違います。
相手の聞きたい情報を印象に残るように伝えるには?と日々試行錯誤していました。
一番良いのは、他の人のプレゼンをよく見て、取り入れるところはマネして、自分流にアレンジすると話しやすくなりますよ。

少しでも参考になれば嬉しいです。

皆さん、本日も健やかにお過ごしください。



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