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風が窓をとおりぬけると

いつのまにか季節は立夏の頃に変わっていました。
桜は咲いていた、たしか…。というくらい
記憶が薄れていきます。
6月に個展を開催するので、またこちらにも
ちらちらと綴っていきたいなと思っています。

窓のそばでいま絵を布に描いているのですが
その時間の心地よさはとても幸せです。
なぜかというと、少し窓を開けているのですが、たまに風が窓をとおりぬけます。
すると布がそよそよと動くのです。
言葉はなくても、違うもの同士が触れ合う
やさしさのようで、
やさしさのかたちってこのくらいのタッチ加減がいいのかもしれないなと思ったり。

そんな風に小さな現象が私にとって
大切なイメージの素材になっています。

やさしさ、おもいやり、よろこび
わたしのなかの大切なものたちを思い浮かべながら新しい色や模様が描けるといいな。

風が通り抜けて、布がそよそよするくらいの
雰囲気をこころにいれて
描いていきます。

また個展の詳細はゆっくり書いていきます。

制作途中の布

よろしければ、また覗いてみてくださいね。
当日まで色々書けるかどうか。

それでは、またやってきます。

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