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個人も組織も、同じだと思う。自分を超えるって、勇気のいることだ。ホントは誰もが、フツーにやってることなのに。

コロナ禍、ソウルの映像がサイコーだ。

他人は全員、自分を超えている。個人だけでない。まち、市町村から企業、国家まで、あらゆる組織は人間の相似形だ。

自分超えの力を知っているひとは、自分以上の結果を出せる。自分を組織と変換しても、同じことが言える。コンペやコラボレーションは、いい例だ。自分たちでは思いつかないようなものが欲しいから、つまり自分超えしたいから、やるんだろうに。

ソウルの、自分超えした夜の風景。東京は、しなかった。自分だけではない世界への、畏怖と敬意がなかった。自分の中の良し悪しや好みで、しかもとても失礼でお行儀の悪い経緯で、ザハやめさせたんだよな。

だから自分を超えられなかった。自分に留まった。そーいうウツワだと、宣言してしまった。それはワクワクしない、エキサイティングでもない。こころが躍らない。こころ躍らない、というリスクを、知らなかったんだ。

いま日々、そのリスクが現実になっている。

オリパラに向けて、同じようにコロナ禍があったとしても、前向きに乗り越える気持ちになったかどうか。こんな白けた温度差は、起きなかったかもしれない。そしてこの白けた温度差という二次被害は、さらなる後遺症を残す恐れがある。

個人も組織も、同じだと思う。自分を超えるって、勇気のいることだ。だって、わからないんだから。ホントは誰もが、フツーにやってることなのに。

わたしたちは抜け抜けと毎日、寝て起きる。

何の恐れも勇気も感じずに。だけど明日を生きたひとなんて、今ここに誰もいないだろ?

……追記……

自分を超えない!オールジャパンでやる!とかいうのはね、弱さの証明でしかないんだよ。超え続け、変わり続けてもなお、そこにはブレない軸が通っている、という強さを信じていない。自信がない。その弱さは、歴史への冒涜に等しいんだよ。
ザハを降ろした景観問題は、その悪例だよ。あそこにザハが建ったからといって、わたしたちの、東京の強さの、何が揺らいだというのだね?傲慢なんじゃないよ、脆弱なだけだよ。謙虚になれよぉぉぉぉっ!(小林社長)

チャンスってこーいうことなんだよ。ノーリスク、ゼロリスクのチャンスなんて、あるわけないんだよ。リスク恐怖症は、成長を止める恐ろしい病だよ。わかれ、わかってくれ。こっちの人生の質がかかってるんだ!カッコいー建物とか、そーいう表層的な話じゃないんだよっ!なんつーか、こう、生きざまみたいなことなんだよっっっ。

たなか・もとこ

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