【妊活応援ブログ】卵子の話
女性は、生まれたときに、すでに一生分の卵子が卵巣の中に準備されています。その後、新しく作られることは、ありません。
妊娠に向けて排卵が始まると、1日約30個ずつ、1ケ月で約1000個ずつ減っていきます。実際に排卵するのは、毎月1個。
一生でも、400個ほどしか排卵されないことになります。卵子のほとんどは、使われないまま減っていきます。
卵子の数は、だいたい37歳を過ぎると、急激に減少していきます。
年齢を重ねるごとにスピードを増していき、残りが1000個以下になると、閉経を迎えます。
女性がもともと持っている卵子の数には個人差があり、40歳までに卵子が1000個以下になる人は、女性の100人に1人ともいわれています。
卵子の数が多いか少ないかを血液検査で予測する方法があります。
AMH(抗ミューラー管ホルモン)検査といいます。卵巣にある未熟な卵胞から分泌されているホルモンなので、この数値が高ければ、卵胞がまだたくさん残っているということが、予測できます。
この検査は、不妊治療専門クリニックでは、一般的に行われており、その後の治療を判断する材料にもなっています。
AMH検査の結果、卵子の数が少なくても、質の良い卵子が残っていれば、妊娠することは可能です。
体質的に、閉経年齢の早い人や、20代や30代前半でも、卵子の数が少なくなっている人もいます。
不妊治療を始めた方だけでなく、「結婚後、子供は数年後に」と考えている人や、月経不順などの異常があり、気になる方は、調べておいてもよい検査でしょう。
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