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病気になったら、もう世の中から必要とされないのか?

うつで苦しんだ時に思ったのは、もうこんな自分は誰も必要としてくれなくなるのではないかということ。

「病気になるなんて変なやつだから離れよう」

そう思われるのではないかと感じていた。

だったらこちらから離れようと。

当時の僕は本当に寂しかった。

人との繋がりを大切にしてきたのに、病気になったがために人と離れないといけなくなるなんて。

情けなくて、悲しくて、みじめでどうしようもなかった。

でも、どうにか現状を変えたい、生きる道を見出したいと思い、勇気を出してクラウドファンディングをした時に、自分の考えは間違っていたんだと気づいた。

みんな優しかった。

休職し退職して迷惑をかけた職場の仲間。

もう僕のことなどどうでも良いと思われているんだろうと勝手に思い込んでいたが、そんなことはなかった。

人って温かいんだなと思った。

世の中捨てたもんじゃないんだなと思った。

僕は仲間に救われた。

病気になった自分を自分自身が許せなかった。

でも次第に自分を許せるように、認めてやれるようになっていった。

「応援してる」

「勇気をもらえる」

「自分も頑張らないといけないと思う」

たくさんの温かい言葉を頂いた。

病気になったら、世の中から必要とされなくなるというのは全くの勘違いだった。

病気になっても、人は許してくれる、助けてくれる、離れていかない。

病気になってそれが分かった。

だから今うつで苦しんでいる人に伝えたいのは、決して一人じゃないということ。

誰かが見てくれてる。心配してくれてる。

だから自分から離れていかなくても大丈夫。

病気にならないに越したことはないけれど、病気になっても絶対に大丈夫だと、声を大にして言いたい。

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