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大学院卒の臨床心理士さんから受けたカウンセリングの違和感

僕がうつで苦しんでいる時、主治医からカウンセリングを受けてみてはと提案されました。

藁にもすがる想いでそのカウンセラーさんを訪ねました。

心理系の大学院を出ている臨床心理士さんでした。

この人からカウンセリングを受ければ生きやすくなれるんだと強い期待を持っていたのを覚えています。

そこでは認知行動療法というものを受けることになりました。

認知行動療法の本を一冊買うように言われ、毎回宿題を出されて、それを心理士さんに見せながら僕の考え方のクセを把握して修正をしていくような感じでした。

最初のうちはこんなものがあるんだというもの珍しさを感じていたのですが、それが次第に違和感に変わっていったのです。

技術を学ぶのですが、それでは正直満たされるものがありませんでした。

そもそも僕の考え方の問題なのか?と。

今まで一生懸命生きてきた僕の考え方は人に恥じるようなものではないと思ったのです。

それに僕の考え方はクセが多少あるかもしれないけれど、問題はもっと別のところにあるのではないかと感じました。

僕自身の生き方にも問題があったかもしれないけれど、今の社会にも問題があるのではなどなど。

まず僕がカウンセラーさんに期待したのは、僕の苦しかった想いをしっかり聞いてくれということでした。

そしてそれを認めて欲しかった。

考え方の修正?

正直そんなことはどうでも良い。

主治医の診察は数分で終わります。

自分の本音を心の底から話すことはできない。

それをカウンセラーさんに期待したのです。

でも違った。

カウンセリングのメインは、僕の考え方を修正しろというもの。

僕がカウンセラーさんに期待したのはそれではない。

カウンセリングの基本は相談者さんの想いをしっかりと聞き、それを認めてあげること。

それがしっかりできないと相談者さんと信頼関係を構築できません。

信頼関係ができていないとカウンセリングなんて意味ないと思うのです。

お金と時間の無駄。

結局僕の場合はブログで自分の想いや考え方を細かく書いて、自分はこんな考え方をしているのかと分析して把握することが認知行動療法になりました。

僕がカウンセラーになろうと思ったのは、僕みたいなカウンセラーがいたら自分自身がもっと楽に生きれただろうし、もっと早く病気を克服できたたろうと思ったからです。

公認心理士さんや臨床心理士さんを否定するつもりはありません。

でも僕が思うのは、公認心理士、臨床心理士さんのカウンセリングを受ければうつを克服できるかと言えば、必ずしもできないということ。

たぶんできないと思います。

精神科医にもできないと思う。

だってうつや双極を経験したことがないから。

同じ苦しみを味わったものにしか分からない事がある。語れない事かある。

僕のカウンセリングで一人でも多くのうつ病や双極症の方が救われれば良いなと思います。

そのために僕は全力を尽くしたいと思っています。

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