あなたに本当にカウンセリングできるの!?
「あなたは臨床心理士でも公認心理士でもない。そんなあなたにカウンセリングができるのか疑問だ」
こんな事を言われたことがあります。
確かにおっしゃる通り、僕は臨床心理士でも公認心理士でもない。
そのような心理士の方々とは僕の仕事は違います。
僕はカウンセリングの基本である傾聴を十分にして受容と共感を大切にすることで、相談者さんとの信頼関係をしっかり構築したいと思います。
うつで苦しんだ人はなかなか相談できません。相談しにくい内容です。何を話しても大丈夫なんだと思って頂くには何より信頼関係が大切。
私は臨床心理士さんにカウンセリングを受けたことがありましたが、宿題を与えられるだけで信頼関係の構築ができず途中でやめた経験があります。
当事者の視点からも相談者を見ます。
精神科医も心理士の方々もほとんどの方が当事者にはなったことがないと思います。
実際に自分が当事者にならないと本当の苦しみは分からないと思います。
当事者がどう生き抜けば良いか?
それを助言できるのはサバイバルして来た当事者でしかできないと思います。
例えば、自立支援医療を受けた方が金銭的な負担が減りますよという助言は誰でもできます。
でも自立支援医療を受けたことのない人がそれを受け入れるまでの葛藤はすごいものがあると思います。
私もそうだった。なぜか負けたように感じた。自分は障害者になるのか。当時の私はそう感じて現実をなかなか受け入れることができませんでした。今は全くそうは思っていませんが。
その心の奥底にある感情、葛藤、不安を理解することができるのはやはり同じ当事者だと思います。
同じ当事者にしか理解できない感情があると思うし、語れない言葉があると思います。
そして、私は看護師であり介護支援専門員です。
心だけでなく、体も見ます。相談者さんの生活も見ます。うつは心の問題だけでなく、体が整っていないことが問題の場合もあるし、生活の仕方に問題がある場合もあると思います。
医療者としての視点からも相談者さんに助言したいと思っています。
臨床心理士や公認心理士さん達は心の専門家だと思います。
でもうつから回復するには心のケアだけでは足らないのです。
心も体も生活も制度的な事も当事者としての苦労も全部ひっくるめてケアをできるのは、私しかいないと思っています。
決して私が優れているということではありません。
しかし、私はありとあらゆる経験をしているのです。
私のような経験をしている人はそうはいないと思います。
私だからできる事があると思っています。
精神科医は精神科医。心理職は心理職。それぞれ素晴らしい仕事だと思いますし、尊敬もしています。
しかし、当事者として感じるのは、みんなバラバラ。それぞれがそれぞれの意見を言うだけ。今の精神科医療のあり方だけでは当事者として本当に欲しいケアを受けることはできないと私自身が感じました。
私が作り出すしかないと思いました。
私は私のケアに自信を持っています。
自分自身の体で人体実験のようにしてうつを克服するための方法を身につけて来たから。
その経験をこの本の中に全て書きました。
ぜひ読んで欲しいです。
私がなぜこんな事を言っているのか、この本を読めば分かると思います。
そして、うつで苦しむ方にお伝えしたいのは、ぜひ私のケアを受けてみて欲しいということ。1時間や2時間の相談でもしに来てみて下さい。必ず楽になれると思いますよ。
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