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ベルリンのおいしいものたち、冬

クリスマスは、ベルリン(ドイツ)・プラハ(チェコ)・ウィーン(オーストリア)・ブダペスト(ハンガリー)を旅してきました。
1週間くらいでがっつり回りたいね、ヨーロッパのクリスマスマーケット行きたい、と地図を見ていたら、この4都市が良い感じに縦に並んでいたので、いけるんじゃね?とかなりの強行スケジュールを組んだのでした。
前回のスペイン旅行ですっかり味をしめた私は、「旅行で一番楽しいのは食べ物だ」と意気込んで、今回の旅でどんな食べ物に出会えるのか楽しみにしてました。
だけど同行者は「何を期待してるの?私ドイツのソーセージ以外はなんでもいい」とかなりドライ。やや東寄りのヨーロッパ、やはり食文化には偏りがあるでしょう。
結論から言うとやはり食べ物は楽しい。正直、「この量はきつい!」とか「どうしてこの味付け?」など思う料理もあったけれど、そうしたものを食べながら暮らす人たちのことや料理の成り立ちをアレコレ想像するのは楽しいものです。今回は全都市で地元のスーパーを回ってみたりもしました。
また、クリスマスシーズンということもあり季節感のある食べ物も楽しむことができました。そんな食レポをゆっくり更新していきたいと思います。

今回はベルリン

ご飯系

カリーヴルスト 

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ドイツの最も代表的な食べ物といえば、ドイツ語ではヴルストと言われるソーセージ。その中でもカリーヴルストはベルリンで特に人気です。焼いたソーセージにケチャップとスパイスをかけたやつ。
私たちが行ったのはCurry61というお店でした。
道に面した店にはスタンドがあり、鉄板の上で皮つき・なしのソーセージやハーブ入りなど数種類のソーセージがジュウジュウと焼かれていて。
ソーセージそのままやパンにはさんだものなどもあるけど、看板メニューはやはりフライドポテトとセットになったカリーヴルスト。€4.6くらいです。Pommes Fritesと書かれたものが、フライドポテトの意。「ポメ……?リンゴ?」とすこし困惑しましたが、ドイツ語ではジャガイモのことらしい。
大きなソーセージに豪快にかぶりつくのを想像していたけれど、お店の人が一口サイズに切ってくれていました。ポテトにサワークリームなどを追加トッピングも出来たけどパスで、実食。
カリっと焼けたソーセージにかなり甘めのケチャップと、それに相反して割とスパイシーなカレー風味。さては、スナックライクな麻薬的な美味しさのやつだな……?ポテトもケチャップに絡めながら食べる。だけどソーセージのほうがポテトより先になくなっちゃう。そしてポテトもケチャップよりも先になくなる。皿に残ったケチャップとスパイスを見て、なんだか悲しい気持ちになる。ちなみに間食のつもりで食べたのに、かなりお腹いっぱいになってしまったのでした。


トマトのスープとヴルスト、ザワークラウト

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これはなんかふらっと立ち寄ったレストランで食べたやつ……料理名を忘れたけど、スープはあっさりしてて青ネギが入っていたのが印象的。青ネギとトマトって合うんだな。
ヴルストも「○○地方風~」みたいなやつだったんですけど思い出せない。丸々してて、ナイフが通りにくかった。ザワークラウトは実は初めて食べました。酸っぱくってかなり塩辛い。あまり量は食べられないけど、ぬか漬け的な風味もあって美味しかったです。
まったく関係ない話になるのですがザワークラウトといえば、ヨーロッパのスーパーには大体キャベツが2種類あり、1つは平たく丸くて日本で見慣れた形のもの、もう1つは円錐状に尖ったものがあります。それで、見慣れてる形の前者を買うとこれがとても葉が硬くて、炒め物では食べられないし煮るのにも時間がかかる。こういうのはザワークラウト用なんだそうです。野菜炒めやちょっとしたスープに仕えて慣れ親しんだ味なのは、実は後者。留学に行く人とか覚えておくと役立つかと。


アイスバイン

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これは豚のすね肉を塩漬けにして、ことこと煮込んだやつ。ザワークラウトの上に鎮座している。ヨーロッパの料理~!って感じがするな。この写真のやつでなんと1人前!3人で分けました。それでも多いね~と。日本人だと豚の角煮を思い出すだろう、繊維質の豚肉がホロホロ溶けていきます。これは食べ応えがある。意外と塩辛くはないのでザワークラウトとよく合いました。


Spießbraten

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これは……なんて読むかわからなかった……クリスマスマーケットで美味しそーじゃんと買い食いしたやつです。このSpießbratenというのはパンに挟まった肉本体の名前らしく、玉ねぎやパプリカ、マスタードやハーブなどのミンスを巻き込んでグリルした肉です。表面は香ばしくてカリカリ、肉汁がすごく、パンで抑えきれないで垂れて大変でした。これが肉汁の洪水ってやつだな!ソーセージとかばっかり食べてたけどこういう肉もアリですね。
さて、問題はなんの肉なのかという話なのですが、私は買った時に「Turkeyの肉だ」と聞いた記憶があります。が、今この料理名でggってみたところ?Porkで作るという説明ばかり出てきて?あれ、豚肉だったの……?肉の種類の判別も出来ないバカ舌が証明されて辛いです。
しかも、ここまで紹介した料理つまり結局全部豚肉ってことじゃんと書きながらにして気づいたのでした。


**おやつ系


プレッツェル

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プレッツェルは、おやつなのかな。
正直今まで、なんか独特のクセ?があるし硬いし……とパンの中だとそんなに好きじゃない方、あえて自分では買わないやつに位置付けられていたプレッツェル。今回の度で美味しいパン!の仲間入りです。プレッツェルはドイツなら割とどのパン屋さんでも買えるかと思います。駅のカフェのパンコーナーなんかにもあります。プレッツェルの一面にカリカリのチーズがのせられたもの、プレッツェルを切ってサンドイッチにしたもの、甘めのやつなど色々バリエーションがある。中でも私が今回当たりだわ!と思ったのは、プレッツェルに冷たいバターをたっぷりサンドしたもの。素朴な味を楽しむものだと勝手に思っていたプレッツェル、バターをつけると風味が際立ち、カリカリもちもちの触感と程よい塩味が癖になる。それ以来、プレッツェルを見かけると衝動的に食べたくなってしまうのです。


煎りアーモンド

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名前あるのかな~?あるんだろうな、知らんけど。日本でも食べたことある人は多いと思います。クリスマスマーケットを歩いていると漂ってくる、甘ったるいシナモンとナッツの香り。こんな風に、アーモンドだけじゃなくてカシューナッツやクルミなどなど、色んなナッツをシナモンと砂糖で煎ったナッツ屋さんがおよそどこのクリスマスマーケットにもあります。私はこの匂いがすると、クリスマスだなぁと思います。
100gから買えて、こんな風に紙の袋に入っていることが多いです。まだほのかに温かくてカリっと香ばしく甘いナッツは、無限に手が伸びてしまいコーヒーが欲しくなります。
ちなみにクリスマスマーケットはカードが使えないことが多いので、現金を用意しておくと良いです。

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シュネーバル

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もう一つ、クリスマスマーケットで見つかるおやつ。
スノーボール、雪玉という意味らしくて、名前通り雪玉のような見た目をしています。
どうやって作っているのか不思議ですが、クッキー生地?を張り付けていって球にしている。様々な種類があって、一番シンプルなものは粉砂糖を振りかけたものですが、チョコをコーティングしたモノ、さらにトッピングが違ったりするもの、クッキーの風味などでバラエティがある。味は、あまりバターの効いたクッキー生地ではなく、甘味も抑えめの素朴な味。あと、めちゃくちゃ食べにくい。かじるのか…‥?顎が外れるぞ?と思いながらかぶりついてみましたが、結局クッキーをバリバリ剥がしながら食べました。中に何か入っているもの(チョコやマジパンなど)もあるようです。

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アプフェルシュトゥルーデル

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多分、ドイツだけじゃなくてここら辺の地域全体で食べられるやつ。日本でも見たことある人が多いのではないでしょうか。薄いパイ生地の中に甘酸っぱいリンゴのフィリング、レーズン。ハズレなく美味しい組み合わせ。バニラソースや生クリームなどが添えられて、ほんのり温かいものが出てきました。少し甘いけど、組み合わせ自体はシンプルでペロッと食べられました。


Ritter Sportのチョコレート

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これはスーパーで買えたもの。お店にもよると思いますが、こんないろんな味のチョコレートのタブレットが並んでいます。割とワンブロックが大きく食べ応えがあって、しっかり美味しい。お土産とかにもお勧めです。

というわけでベルリン編は以上です。

また残りの地域も書いていけたらなぁと思います!

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