大銀座特集が、カプセルトイに!? コロナ禍で希薄になる「街」との関わりを、雑誌以外の方法で盛り上げるひとつのアイデア。
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大銀座特集が、カプセルトイに!? コロナ禍で希薄になる「街」との関わりを、雑誌以外の方法で盛り上げるひとつのアイデア。

Hanako編集部

3度目の緊急事態宣言、長引く自粛ムード。街を往来する人も少なくなり、シャッターを閉める店舗も多く見受けられるようになりました。Hanako編集部がある銀座の街も例外ではありません。いわばホームタウンでもある銀座には、並々ならぬ思い入れがあります。毎年必ず銀座を中心とした「大銀座」の特集を組むのは、もちろん街自体に魅力を感じていることが第一の理由ですが、その“地元感”によるところも大きいのが正直なところです。

銀座の街が、どうやらなかなか大変だ!

取材をしていると、時短営業を強いられ、思うようにできない飲食店の実情がみえてきます。軽やかにデジタル施策や営業形態の転換を講じることができない、ご年配の店主が営む老舗の名店が潰れる様子を目の当たりにします。このままでは銀座の街が危ない! 色々な側面からピンチを肌で感じる昨今です。もちろんここ数年は年に2回、大銀座特集をリリースしてこのエリアを盛り上げようとはしていますが、さらなるアイデアで街を盛り上げることができないか。2020年の秋に大銀座の特集を担当した私の中に沸き上がってきた思いです。

編集者が持つべきものはコネクションでした。

街を巻き込んだイベントを開催してみる→自粛ムードのためできない。SNSやウェブコンテンツで情報発信する→Hanako.tokyoでもうやってる。うーん……この非常事態に必要なのは、これまでHanakoがやってきたことのないナニカ、だという気がしました。そこで思い出したのがひとつの会社でした。「ケンエレファント」です。遡ること2年ほど前、「面白いカプセルトイ(ガチャガチャと呼ばれるものです)をリリースしている会社の人と会ってみない?」と友人から声をかけられオフィスに遊びに行きました。岡本太郎や大竹伸朗といったアーティストの作品や、makitaやkalitaの商品、日本のご当地パンなどをフィギュア化したその商品をデスクいっぱいに並べられ、その精緻さに驚きました。「何かご一緒できるといいですね」と別れましたが、何となくそのままになっていて。その夏の日の記憶が、2年後に蘇ろうとは思いもしませんでした。「ご無沙汰してます。大銀座をテーマにカプセルトイってつくれませんか?」と電話した後すぐ、担当者同士のミーティングに入りました。

雑誌ではない入口から大銀座エリアを紹介する。

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なぜカプセルトイだったのか。まず第一に、いつも雑誌やウェブサイトをご覧いただいている読者とは違う層の方々にも、大銀座の街に触れてもらいたかったから。そして、大銀座エリアにはフィギュア化すると面白そうなモチーフがたくさん考えられたからです。Hanakoや銀座のファンの方々以外にも「このフィギュア欲しい!集めたい!」と思わせる商品ができれば、カプセルトイをきっかけに大銀座の街に興味を持っていただけるはずです。老若男女誰もがそのターゲットになり得ます。さらには、自粛ムードが解消したら街に出て、ゲットしたフィギュアとリアルな商品を並べて撮影、なんてこともしてもらえるかも知れません。そして、第二には、日本全国およそ1,500箇所で販売されるから。書店やコンビニでもウェブサイトでもない、リアルな場でのタッチポイントが大幅に増えるわけです。どのような商品であれ、私たちが一から営業して新たな1,500箇所に流通させるのは、どう考えても不可能。その業界でたくさんのファンを獲得している企業とコラボすることの大きなメリットです。私たちHanakoのテイストを深く理解していただいていたケンエレファントは、ベストなパートナーでした。

あくまでも雑誌と連動させたモノづくりを。

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カプセルトイをつくるといっても、やはり大銀座の特集と連動させたい。近年色々なことにトライしていますが、Hanakoの根幹は雑誌メディアです。『喫茶店に恋して。』のお菓子と同様に、雑誌のコンテンツをスピンオフさせるプロジェクトにしたいという思いがあり、担当者と打ち合わせを重ねました。そこで、「Hanakoが大銀座でみつけた、定番と新定番」というテーマで誌面を作成し、紹介した商品やモチーフがフィギュア化することに。〈銀座コージーコーナー〉の苺のショートケーキ&モンブラン、〈銀座三越〉の銀座シャンデリアと「華ひらく」の包装紙、〈日本橋錦豊琳〉のかりんとう、〈帝国ホテル〉のインペリアルパンケーキ いちご添え、〈銀座若松〉のあんみつ、という5つのラインナップでの展開となりました。ただ、1つのカプセルに、商品はひとつしか入っていません。でも、せっかくの機会です。1度しか購入しなかった人にも、すべてのラインナップを“Hanakoらしく”紹介したいと思い「Hanako SUPER MINI」と称した、極小サイズのHanakoを編集して同梱することにしました。こちらには、5つの商品・モチーフに関する説明と、店舗・施設のご紹介をしています。

どうか大銀座ファンが増えますように。

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もちろんフィギュアの製造作業は門外漢なのでまごつくばかりでしたが、ケンエレファントの方々、5つの店舗・施設のご担当者のご協力のおかげで、どうにか『大銀座ミニチュアコレクション』をリリースすることができました。上野、新橋、秋葉原にあるケンエレファントの販売店ほか、全国1,500箇所で販売されます。カプセルタイプは500円、ボックスタイプは550円。本当にリアルでかわいい仕上がりです。ぜひこの機会に5種類すべてコンプリートさせて、気軽に外出できるタイミングになったら大銀座エリアに遊びに行ってくださいね。

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Hanako編集部
よく働き、よく遊び、よく学ぶ女性たちのライフスタイルメディア『Hanako』。月刊誌・デジタルメディア・イベントのほか、様々なフィールドで挑戦中。公式note【Hanakomates(ハナコメイツ)】では、編集部の「中の声」をお届け。面白いことをご一緒してくれる仲間、探してます!