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プリン・ア・ラ・モードに会いにゆく~No.30「千疋屋総本店KITTE 丸の内店」~

2019年9月18日訪問

夏に大阪に行ってからというものの、どうも私の中の「旅に出たい」欲が熱い。

もともと旅行好きな割には万年金欠人生で、海外へはグアムしか行ったことがない。子供が出来てからは、それこそまとまった日数家を空けることが難しい。では子供が小さいうちに子供を連れて…と思いつつキャンプ旅に勤しんでいたら、あっという間に彼はもう中学生。

ああ、どこかへ行きたい!でもお金も時間もちょっとしかない!!という時の良い方法。それは「大きな駅」もしくは「空港」に行くことだ。

旅に出たい発作で苦しい雨の日に、私はフラフラと東京駅に出かけた。入場券をわざわざ買って駅周辺を歩いたり、駅の中のお土産屋さんを冷やかしたり。大きな荷物を持って行き交う人々や、電車の行き先を示す電光掲示板(って言葉が古いな)を眺めているだけで楽しい。旅の空気の切れ端を、胸一杯に吸い込む。勝手にお裾分けを頂くのだ。

歩き疲れてGoogleマップを起動。私のマップは「プリン・ア・ラ・アラモード・マップ」。長い!行きたいお店は逐一登録してある。まあ、実は見なくても都内なら大体どの辺りにあるかは、もう解ってたりするのだが。東京駅の丸の内南口にあるKITTEの中には千疋屋さんがある。高級フルーツと言えば…の、あの千疋屋さんである。そこで頂けるプリン・ア・ラ・モードが美味しくない筈がない!

ガラス張りでキラキラと明るい店内。平日ランチタイムの少し前に入る。でももうほぼ満席だった。

私の貧相な期待など軽く飛び越えてしまう宝石みたいな果物の数々。メニューを見た時に驚いた「ラム酒入りのプリン」をひとくち頬張る。

美味しい…大人になって良かった!と思える美味しさ。ソース類にラム酒が使われてるデザートは珍しくないけど、プリンに入ってるというのは面白い。

コーヒーシュガーが可愛くて後で調べたら、おフランスのものだった。

雨の音を聞きながらゆっくりと一つずつ味わう。色んな方が大事に育てたであろう果物たちは本当に美味しかった。写真を撮ってよいかお訊きした時の、男性店員さんの嬉しそうな、そして誇らしげな笑顔が印象的だった。

お値段は2,200円(税込み・投稿時)

★千疋屋総本店KITTE 丸の内店
東京都千代田区丸の内2-7-2
KITTE丸の内1F

最寄り駅:各線東京駅

貴方のサポートが、プリン・ア・ラ・モード保全運動(?)の力になります。 次は貴方の街のプリン・ア・ラ・モードに会いにゆくかも?!