勢いでアドカレに登録したけど書けなくて後悔しはじめてる人に武器を授ける
こんにちは!GaudiyでHR/PRを担当してるやまもと(@hanahanayaman)です。今年もアドベントカレンダーの季節がやってきましたね〜〜🎄
毎年、仕事や趣味などさまざまなテーマの記事が溢れるこの季節。お祭り好き & 読みもの好きの私としては、とてもワクワクする1ヶ月でもあります。
そしてGaudiyでも、2024年版アドベントカレンダーを立ち上げ、25名のメンバーが登録してくれました🙌 🙌 このnoteは、その1日目です。
ただ正直、私はいま、心配しています。
なにが心配かって、
「勢いでアドカレ登録しちゃったけど、書くネタ思いつかねぇ、、」
「書きたいテーマはあるけど、書くのがしんどい、、、」
「年末のクソ忙しい時期に、なんでアドカレ登録しちゃったんだ、、、、」
みたいに、つらみを感じているメンバーがいるのでは?ということ。
(わかる。わかります。私だって書くのしんどいもの←)
でも、
「せっかくアドカレ参加表明してくれたのに、そんな後悔させたくない!!」
という想いを込めて、こちらのnoteでは、タイトルのとおり「勢いでアドベントカレンダーに登録したけど、書けなくて後悔しはじめてる人」に向け、ささやかな武器をプレゼントしたいと思います🎁
なぜしんどいのか? つまずくポイントは4つある
わたしは「書く」仕事が多いです。
前職ではwebメディアの編集者として、Gaudiyでは広報担当として、自身で記事を書くこともあれば、他のメンバーのblog制作をサポートする機会も多いです。
なので普通の人よりは、おそらく「書く」ことへの解像度が高いんじゃないかなと思います。(文才はないタイプ)
そんな私が、自分のnoteを書くときや、他の人のnote/blogを手伝うときに「ここでつまずきがちだよな〜」と思うのが、下記の4点です。
それぞれの心理状態はこんなイメージ👇
1. なにを書いたらいいかわからない
そもそも書くネタが思いつかない。「未定だけど何か書きます!」とアドカレ登録したけど、一向にネタが降ってこない。どうしよう、、😇
2. 書きたいテーマはあるけど、どう書いたらいいかわからない
書きたいネタはある。でも、重い腰があがらなくて、一向に書き出せない。アドカレの当番が近づいてきてる。やらなきゃ、、😣
3. 書きはじめたものの、筆が進まない
テーマが決まり、ようやく書きはじめた。でも、思うように筆が進まない。牛歩すぎる。こんな調子で、期日に間に合うのか、、😩
4. 書き終えたけど、なんか違う
ついに書きあがった!でも、なんだか大したことないぞ…? 意気揚々とアドカレ登録しちゃったけど、こんな記事でよかったんだっけ、、😭
…どうでしょうか。思い当たる心情はありますか?
次の章からは、各ポイントにおける解決のヒントを書いていきます。
自分がつまずいてるフェーズだけ読むもよし、1から4まで全体の流れを追ってみるもよし。あなたの「書く」ヒントになれば嬉しいです!
1. なにを書いたらいいかわからない、、
最初の関門、記事テーマが定まらない問題。
よくありますよね。なにを隠そう、今回、私も見切り発車でアドカレ登録した身なので、ここからのスタートでした😇
私の場合は、大きく2つの方法でテーマを見つけることが多いです。
1. 自分の記憶を辿る
まずGoogleカレンダーやメモ帳を眺めながら、「そういや、この時期はこんなことやってたわ〜」と記憶を掘り起こします。
この際のコツとしては、「なにがネタになりそうかな?」ではなく「いま言語化しておきたいことあるかな?」という視点で、記憶情報を眺めること。
なぜなら、ネタになるか?は、見立て力がないと判断しづらいけれど、言語化したいか?は、主観で判断できるはずだからです。
言語化したいことが自身で思い浮かばないときは、他の人に尋ねてみるのもオススメです。「〇〇さん目線で、私のコレが気になる、知りたいみたいなのあります?」みたいな。自分にとっての当たり前が、他の人にとっては新しい気づきになったりもするので聞いてみましょう。
2. 世の中からヒントを得る
難易度は少々上がりますが、振り返りベースではなく、世の中の関心ごとから書きたいテーマを見つけるのも一つの手です。
私はよくXで流れてくるpostや記事を眺めて世の中の関心ごとに触れたり、もっと近くの社内のニーズに触れたりして、書きたいテーマを探すことがしばしばあります。今回のnoteはまさにそれ。
また、過去のアドカレに登録されている記事タイトルをざっと眺めるのも結構おすすめです。それだけでも、「こういうテーマもありだな」「この切り口使って別テーマで書けるかも」などのヒントが見つかるかもしれません💡
2. 書きたいテーマはあるけど、どう書こう、、
次の関門、書く方向性が定まらない問題。
書き慣れてない人が一番つまずきやすいのが、この段階だと思います。
ここでおすすめなのは、書き始める前に「骨子」をつくること。
私が「骨子」と呼ぶものは、次の3点セットからなります。
仮タイトル
イントロ
小見出し
この骨子をつくるには、思考を洗い出すプロセスが必要です👇
書きたいテーマに関連する記憶を掘り起こす
「誰に、なにを伝えたいか?」「読後感どうなってほしいか?」を考える
仮タイトル、導入、小見出しをまずラフに書いてみる
書きたいテーマに関連する記憶を思い起こしながら、まず「誰に、なにを伝えたいか?(誰にとって、どんな学び/面白さがありそうか?)」「読後感どうなってほしいか?」を考えます。
このnoteの場合は、こんなことを考えました。
そして出来上がったのが、下記添付の骨子です。この時点では中身はスカスカでしたが、書けるイメージは大体できている状態です。(あくまで仮なので、タイトル、イントロ、小見出しは、最後に調整しました。)
書きたいテーマの解像度が高い場合は、おそらくそこまで悩まないと思いますが、そうでないケースはひと工夫必要なので、もう一つ例を紹介します。
今回の没ネタのひとつに「アンガーログ」がありました。出来事としては、CEOとのコミュニケーションでイラッとしたときに、アンガーログという手法で内省した上で、対話を行なったという話。
そのまま時系列的に書いてもいいのですが、やはりおすすめなのは「誰に、何を伝えたいか」を最初に考えること。
そのためには、事象を「見立てる」必要があります。
より具体的にいえば、情報のかたまりを、いろんな角度から近づいたり遠ざかったりしながら眺めてみて、「視点の置き所」を定めるイメージです。
視点の置き所が定まると、「誰に、何を伝えたいか」を考えやすくなります。
先ほどの「アンガーログ」を例にすると、パッと考えただけでも、3つの視点が思いつきました。
どの視点を選択するかによって、骨子はまったく別物になるはずです。
なのでまとめると、テーマの解像度が低い場合は「情報を見立てる」→「誰に、なにを伝えたいか考える」→「骨子をつくる」のステップを踏むとより書きやすくなるかなと思います。
この骨子は、まさに記事の「骨格」を成すので、以降の書いていくフェーズで迷った際にはぜひここに立ち戻ることをおすすめします。
ちなみに、Gaudiy社内で使ってる「記事企画・設計テンプレート」をNotion公式ギャラリーに寄稿してるので、よければ使ってみてください🤟
3. 書きはじめたけど、筆が進まない、、
第三の関門、書きはじめたけど筆が進まない問題。
このケース、私もよくあります。
そんなときには、一度PCから離れ、内省を深めましょう。
個人的なおすすめとしては、PCを一旦閉じて、紙に思考を書き出すこと。
私はいつも、大枠の骨子ができたら、メモ帳に書き殴るタイムに入ります。
文章を書くことは、思考を言語化するということ。
言語化は、どれだけ内省できてるかが肝です。
内省のサポートには、ChatGPTなどを壁打ちに使うのもおすすめです。思考が足りてなかった視点などを補うことができます。
そうして十分に内省できたら、気分の上がる環境で書いていきます。
お気に入りのエディタ、作業カフェ、好きな音楽、などなど…内省できたらあとは書くだけなので、いかに気分を上げられるかが大事。まずは10分でも向き合うと決めてはじめると、次第にノッてきて筆が進みやすくなります。
そして書くという行為は、思考体力をめちゃくちゃ使います。疲れたら休みましょう。私はカフェで書くのが好きなのですが、気分転換に歩いて別のカフェに移動したり、一旦書くのをやめて別の作業をしたりします。
そして書くことに戻ったら、また頭から通しで、自分が書いた文章を読んでみる。すると、「ここ繋がってないな」とか「読みづらいな」とかの文章のほころびに気づけます。そうして直しつつ、また新しいパートを書き殴っていく。疲れたら休んで、また冒頭から読んで、直していく。
書いて、置いて、直して(編集して)、をひたすら繰り返す!
よく聞く話ではありますが、最初からきれいに書こうと力まずに、繰り返し、繰り返し、文章に手を入れていく。その進め方と環境づくりが結構大事と思ってる派です。
4. 書き終えたけど、なんか違う、、
最終関門、書き終えたのにしっくりこない問題。
この気持ちは、よくわかる。というか必ずあります。
なんなら「書き終えてからが勝負」くらいに思っている節もありますw
まず書き終えたら、冒頭から読み返してみましょう。
そして、スタート地点に立ち戻ります。
「誰に、何を伝えたいんだっけ? 」
しっくりこない文章は、ここがボヤけてしまっていることが多いです。私も、書いてるうちにアレもコレもと色々詰め込みたくなって、結果なにも伝わらない文章になっていることがよくあります🥺
なので最初に立ち戻り、何度も何度も読み返してみましょう。
そして人は、セルフチェックだけでは、気づける範囲に限界があります。
そこで強くおすすめするのが、想定読者にあたる人に書きあがった文章を読んでもらい、フィードバックをもらうことです。
特に、想定読者から得たいのは、言葉づかいや内容が伝わるものになっているかと、読んでみてどんな気持ちになったかの読後感。
文章のつながりや段落構成などは、想定読者でなくてもフィードバックできる部分なので、とにかく第三者に読んでもらうことをおすすめします。
また、書いた文章を一度寝かせて、冷静に見返すことで気づけることも多くあります。このとき大事なのは「想定読者の目線」になりきることです。
具体的に、私がチェックリストとして活用してるのは以下👇
詳しくは以前のnoteに書いてあるので、よければご参考ください🙏
まとめ
はい、どうでしたか。書けそうな気持ちになってきましたか?笑
さいごに要点をまとめます。早めのクリスマスプレゼントとして、よければ受け取ってください!!
🎁 🎁 🎁
書くテーマが見つからないとき
ネタを見つけようではなく「言語化したいことあるかな?」を視点に、自分の記憶を遡ってみる。
世の中にある発信からヒントを得るのもおすすめ!
書きたいテーマはあるけど重い腰があがらないとき
とにかく「骨子」をつくる!できれば仮タイトル、イントロ、小見出しの3点セット。
解像度の高いテーマなら「誰に・何を伝えたいか?」から始める。
解像度の低いテーマなら、まず「情報を見立てる」ことから始める。
書き始めたけど筆が進まないとき
一旦PCから離れて内省する。紙に思考を書き出してみる。
内省したら、気分の上がる環境で書いていく。疲れたら休む。
書いて、置いて、直して(編集して)、をひたすら繰り返す!
書き終えたけどしっくりこないとき
「誰に・何を伝えたいか?」に立ち戻り、何度も読み返す。
第三者、できれば想定読者からフィードバックをもらう!
🎁 🎁 🎁
さいごに。
アドカレはお祭りです。楽しんでなんぼです。
うまく書けなくていいんです。ここまで書いといてなんですが、ぶっちゃけ他人の文章なんて、読んでくれる人のほうが稀です笑
それでも読んでくれた人が「よかった〜!」って思ってくれたら嬉しいと思うので、そのくらいのゆるい気持ちで、楽しんでやっていきましょう!
アドカレをこれから書く方も、アドカレの旗振りをしてる担当の方にも、本noteがお役立てできれば嬉しいです🙏
2024年も、素敵な記事にたくさん出会えますように!!
おしまい。
(さいごに小声で)
やまもとと一緒にいつか働いてみたい稀有な方いましたら、一度ラフにお話ししませんか? Public Relations / Branding / Editor 界隈の人とお会いしたいです!