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【取材後記】Sansanさんに「世界の見方」を変える、コーチングの実践法を伺いました。

みなさま、こんにちは!編集長の山本(@hanahanayaman)です。

まもなくゴールデンウィークですが、外出自粛要請によって例年とは違った大型連休になりそうですね。私はおうちで、日常だと手が回らないインプットをゆるく楽しく進めたいな〜と思ったりしています。

さて、編集部マガジンをnoteで始めてから早1ヶ月。本日は「いま」読んでほしい新着インタビュー記事をご紹介します。

はい、サムネイルが「キャプチャ画像」です。今回はオンライン取材で、Sansanで社内コーチをされている三橋さんに「オンラインでのコーチングの実践法」を伺いました。

個人的にも、本当に勉強になりました。(毎回勉強になるのですが、今回は特に「いますぐ実践できる」内容かなと思います。)その裏側として、本日も取材した背景や事例のポイントをお伝えさせていただきます!

なぜ取材をしたか

在宅ワークになり、約1ヶ月。IT界隈の方であれば、Webツールを活用することで業務そのものにはあまり支障が出ていない、もしくは慣れた、という人も多いのではないでしょうか。わたし個人は、そのひとりです。

ですが、長期化するにつれて身体的・精神的な「コロナ疲れ」が起きていたり、事業に対するアクションが思うように進められていない…といった問題が徐々に表出してきたように感じています。

まだ先が長くなりそうなテレワーク生活のなかで、メンタルメルスを健全に保ち、ピンチをチャンスと捉えて事業を前に進めていくには、どうすればいいのか?

そこで効果的なのが、1on1やコーチングなどを通じた「他者との対話」だと思っています。(※先日、cotree櫻本さんが書かれていたnoteもとても勉強になりました…!)

実際、1on1の頻度を高くするなど、コミュニケーションの量を意識的に増やしている企業もあると思います。ただ機会は増えても、メンターの方々は、どうすればメンティの心身のコンディションを上げたり、目標達成に向けたサポートができるのか、結構手探りだったりするのではないでしょうか。

そんな中、約2年前にSELECKで取材させていただいたSansanの社内コーチ三橋さんが、現在オンラインでコーチングを継続されているとお伺いし、「ぜひ他社さんにも実践のポイントを伝えたい!」と思って取材しました。

▼三橋さんに以前取材した記事はこちら

概要と事例のポイント

今回の事例は、「コーチング」の基本(オンラインならではの工夫も)や、「1on1」において気をつけたいポイントが詰まっています。いますぐ実践できるレベルで、具体的にお伝えすることを意識して書いています。

その手法に入る前に、そもそもコーチングとは? という私の問いに対して、三橋さんは以下のようにお話してくれました。

コーチングとは、何か。33歳の時にコーチングに出会って以来、ずっと探求して向き合っているのですが、今一番シンプルに表現するならば「その人がパフォーマンスを出すための障害を取り除くこと」だと思っています。

障害にも「外的」と「内的」があり、コーチングでは後者の内にあるハードル」を取り除くとのこと。シンプルでわかりやすいです。

そして今回、テレワーク環境下でも実践できる「オンラインコーチング」をメインに伺ったのですが「基本は対面と同じ」という前提の上で、以下のようなオンラインならではのメリットや工夫を教えていただきました。

・リアルの場と違い、オンラインであればパーソナルスペースに留まったまま対話できるため、内省の質が高まるメリットもある。

ジェスチャーや、オンラインホワイトボードなどのWebツールを活用すれば、対面でのコーチングと同じことができる。

実際の取材中にも、三橋さんがジェスチャーをしながら説明してくれたのですが、たしかになるほど…という頷きばかり。貴重な体験になりました。

さらに、コーチングや1on1の実践ポイントについても、たくさんお伺いしました。一部抜粋してみます。

<コーチングのポイント>

・初期段階は「衣替え」と同じ。まずは引き出しを開けてみて「違和感」そのものを本人が向き合うテーマとして設定する。
・具体ではなく「抽象」の問いかけをして潜在意識にアクセスする。
・問いを「たとえ」で代替してみる(ex. 自分の強みを〇〇に例えると…)
・2つの物体を使って、本人と相手との「関係性」を可視化する。
・フィードバックは、感じたままに「事実」を伝える。
・大事なのはコーチ自身の「在り方」。場や問いに影響する。

もっとお伝えしたいことはありますが、詳しくはぜひ、本日の記事でご覧ください🙏 具体例も入れながら書いているので、よりわかりやすく、実践できる内容になっているかと思います!

さいごに雑感

記事タイトルにも使わせていただいたのですが、システム・コーチング®における「ハイドリーム」と「ロードリーム」の話を、ぜひ多くの人に知っていただきたいと思いました。

システムコーチング®では、最高の夢の状態である「ハイドリーム」と、最悪の夢の状態である「ロードリーム」という言葉があるのですが、今、社会の多くの人は「ロードリーム」に陥っている方が多い気がしています。

先行きがみえない中で、「つらいな」「しんどいな」と思うことは、普通のことだと思いますし、それを我慢する必要もないと思います。ただ、その自分の苦しい世界に埋没してしまっては、さらに苦しくなってしまう。

そこで大切なのは、自分がいま「この辺りの状態にあるんだ」とまずは認知すること。そして、「この辺りまでいくと、どうなるかな」とハイドリームの方向で考える。すると見える景色が変わってくる気がします。

取材中、三橋さんが両手で水面を作って「山本さんはいま、この辺り(水中にいるような状態)ですか」と問いかけをしてくれたのですが、「あ〜自分はいまロードリームにわりと埋没してるんだな」と気がつきました(笑)

水面から顔を出してみれば見える景色が変わってくるな〜という「気づき」を得ただけなのですが、なんだか気持ちが軽くなったんですよね。

なので読者のみなさまも、他者からのフィードバックだったり、自分で意識的に見方を変えてみることで、今の状況を良い方向に乗り越えられるのではないかと思っています。ぜひ実践してみてくださいね。

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