雲仙殉教祭*マタイによる福音書*わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。
(イエスは、近寄って来て言われた。)
わたしは天と地の一切の権能を授かっている。
だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。
彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。
わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。
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マタイによる福音 28.18-20
主の昇天 福音朗読(雲仙殉教祭)
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日曜日の午後は、雲仙殉教祭に与ってまいりました。
記念ミサにあとの雲仙地獄巡礼も晴天に恵まれ、各地の教会から集まった信者さんたちが長い長い行列に。
この地で殉教した方々は、ペトロ岐部と187殉教者に含まれていて、煮え立つ湯つぼに投げ入れられた雲仙地獄の奥には、その記念碑が建てられています。
時々、硫黄の匂いがたちこめる熱い蒸気にむせたりしながらも「でも殉教者の受けた苦しみは、こんなものではないよね…」と誰もが自然と語り合いながら、当時の殉教者に思いを馳せた一日でした。
大変なとき、苦しいとき、すべてに見放されたような気持ちになるようなときであっても、神様が共にいてくださっていること、神様が永遠の命を約束してくださっていることを、決して忘れることなく歩んでいけますように。
かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。