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生ける神の息吹は、貧しく弱いところに(ブラザー・ロジェ)

魂の隠れた傷をいやすのは、貧しく謙遜な祈りです。

そして、そこで人間の苦しみの神秘が変容させられてゆきます。生ける神の息吹は、貧しく弱いところに注がれます。

神は、命の水を、このようなわたしたちの傷のただ中にわき上がらせるのです。

神を通して、涙は命の泉となるのです。

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ブラザー・ロジェ
(テゼ・コミュニティー創立者)
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いのちの泉は、平和の泉。

言葉にすることのできない傷にも目を留めてくださる神様に、わたしたちの痛みと弱さをお捧げしたいと思います。

戦争の犠牲となった方々が安らかでありますように、そして、いまも爆撃に怯えながら生きている人々、子どもたちに、いっときも早く穏やかな日常が戻りますように。

だれひとり、武器を持たずにいられる世界が実現しますように。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。