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マザー・テレサ*神にとってかけがえのない者

わたちたちはすべて
神にとってかけがえのない者

道端で死んでゆくあの男の人も
神にとってかけがえのない者

あの百万長者も
神にとってかけがえのない者

あの罪を犯してしまった人も
神にとってかけがえのない者

神は
わたしたちを愛しておられるのだから

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祈り ー信頼の源へー
マザー・テレサ
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この、わたしたちへの神の愛を理解するためには、祈りが不可欠です…とマザーは綴っています。

昨日はマザー・テレサの列聖記念日でしたね。

ロザリオを手にしている生前のマザーの写真を見ると、旧約聖書のヨブ記にちなんで名付けられた「ヨブの涙(Job’s tears)」という草の実で編まれています。

日本ではジュズダマといったほうがご存じの方も多いかもしれません。昔はよくお手玉に入れたりしていたとか…川べりに生えていて、しずくのかたちをしています。色も、茶、グレー、白などいろいろあって、とてもきれいです。

長崎の浦上川でも集めることができるので、わたしも年に何本か編ませていただくのですが、写真は3年前に傘寿のお祝いに、マザーの列聖記念メダイをつけたものです。

自然のものですから、歩き回って珠を集めたり、中をきれいに空にしたりと下準備がなかなか大変ですけれど、そのぶん世界に1本だけのロザリオが仕上がったときの嬉しさはひとしおです。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。